米削らない酒 その2、ですかね。
2009年 07月 27日
90%なんてふつうの白米とおんなじようなもんなんじゃないんですかね。
くわしいことはよくわかりませんが、低精白米で仕込む酒というのは雑味が増えるなど技術的な困難がともなうんだそうですね。うまい酒を造りにくいうえに出来上がった酒に希少性が乏しくて安い値段でしか商売できないとなれば、そりゃあふつう作りませんわね。
それをあえてやっているというのはそれ自体がひとつの批評精神というのか、少なくとも「おコメ削って削って削って、もったいないことして、そこに酒の評価軸が偏りすぎるのはいかがなものか」っていう気分があるのは間違いなさそうだよな。
やっぱ材料の大半を捨ててるってのは違和感あるもん。
まあおれのばやい、高精白米で作った酒にとくべつなアドヴァンテージを感じない安上がりの体質なのかもしれないけどさ。それにしたって精米歩合35%なんていわれちゃうと、あとの65%はどーなっちゃったんですかって聞きたくなっちゃうとこないすか。
しかし好きだなあ。こういう批評性のあるチャレンジって。
マーケティングリサーチなんかしてたら、こういうもんは未来永劫作れませんて。
「妙の華」を開けて飲んでみるとたしかに酒になりきらない風味のようなものがあって、これはなかなか難しいものなんだろうなあという気がするけども、それはこの蔵元のほかの酒飲んだ記憶と照らしての感想だから、ふつうにいったらこれはやや風変わりではあるけどもりっぱにおいしい酒だと思うぜ。それにまだ開栓したてのところを飲んだだけなんで、この感じからすると数日たつと大きく変わる予感もする。
さて明日は、秋鹿と亀齢もいってみますかね。
あっといかん。明日は歯医者で抜歯するんだった。
お酒はダメよって言われてたじゃんかよ。
さびしいなあ。
by god-zi-lla
| 2009-07-27 16:44
| 酒だ酒だ酒だ酒だ
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