神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

このユルい感じがなんと申しましょうか(Pink Martini)

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あれからすぐにファーストとセカンドを買い求めまして毎日のように楽しんでるわけですけどね。まったくこの作風というかバンドカラーと申しますか、この人たちは最初っからこういう音楽をやってたんだねえ。なんていえばいいのでございましょうか。ラテン風味米国産昭和歌謡楽団て言っちゃうとストライクゾーンぎりぎり外角高めに外れてますけどもね。

まんなかのサード〈HEY EUGENE〉じゃ由紀さおりの「タヤタン」て日本人だって知らない曲がカヴァーされておりましたが、セカンド〈HANG ON LITTLE TOMATO〉(高い高いしてるほう)では「菊千代と申します」って和田弘とマヒナスターズの曲が歌われとります。これはマヒナじゃ誰がリードヴォーカルだったんですか。これも知らんなー。でもすごい雰囲気出てて違和感ないの。曲そのものも違和感ないし、アルバムのなかにこの曲があるのも違和感ありませんです。

ちなみにマヒナの表記は「Hiroshi Wada & His Mahina Stars」だって。「アンド・ヒズ」ってのがかっちょいいぜ。

いやー、いまライナー眺めてたら和田弘先生ご自身の名前がクレジットされてるじゃんか。スライドギターで。うひゃあ。こりゃすごい。いままで知らないで聴いてたわ。しかし侮れんなー本人公認カヴァーどころか本人参加でしたのね。

ファースト〈SYMPATHIQUE〉には「黒蜥蜴の歌」。美輪明宏の名曲。これはまあメジャーってばメジャーでしょうかね。でもジャケットには「Song of Black Lizard」って印刷されて気づきませんでした。聴いてたら日本語で「誰も入れぬダイヤの心…」って。

それにしてもいろんな国の歌を歌ってるよな。オリジナル曲もあるけども日本だけじゃなくて、よくわかんないけど主としてラテン系の国の歌を、日本語も含めてこの人たちそれぞれの国の言葉で歌ってんだね。しかも日本語が聴いててこれだけ違和感ないってことは、各国語の歌詞そうとう練習してんだろうなと容易に想像がつくね。

うーん。ユルくて聴くとはなしになんとなく聴いてたりするんだけども、非常に高水準かつマニアックな楽隊だよなあ。

ファーストアルバムに入ってる「ケ・セラ・セラ」なんかも最高す。
ドリス・デイもいいんだけど、ピンク・マティーニが歌うのもすごくいいよ。

来日したことあんのかなあ。
来日してくれないかなあ。
ほいでもって、あんまり大きくないハコがいいなあ。

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by god-zi-lla | 2009-08-09 08:36 | 常用レコード絵日記 | Comments(0)