神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

BECKも犬かよ

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えーと「っく」 なのか、
「べっ」 なのか。

あるひは、
Jeff Beckの「BECK」なのか
Beckの「BECK」なのか。

もー気になって気になって、
奥さんと有楽町。

そしたら
「きな子」ってのが犬のように、
「べっく」も犬なんでした。
めでたしめでたし。

じゃなくてさ。

でもね。
他愛のない映画ではございますがナカナカのB級青春映画で、
割引対象年齢のあたしら夫婦もじゅうぶん楽しんでまいりました。

人物設定がいちいちステレオタイプ(中村獅童のいかにもなプロデューサーとかサイコー! まるでマンガみたい。って、もともとマンガじゃん)だから予想外の行動を絶対とらないし、ストーリーだって、まあ当然そうきたらこうなるしかないでしょっつう予定調和的展開でこれまた安心なとこへもってきて、基本的に素っ頓狂で調子良過ぎなホラ話だしさ。もう安心して見てられます。

えーと、周囲の環境に馴染めず人生の目的を失って無為に生きる若者が、その道の師との運命的な出会いを通して師とともに成長しながら困難な目標を達成するつう筋書きは、ぶっちゃけ「ベストキッド」とまったくおんなじですな。

だから、なーんにも考えずに楽しみました。
後味もなかなかよろし。

でも、奥さんとふたりで2000円の割引じゃなかったら、
んー。どうだべなあ。ちょっとだけ考える。

しかしまあ、少なくとも千円分以上は面白いです。

この映画ってもしかして、松竹だからたとえば昔だったら「寅さん」と2本立て上映とかさ。なんかそんな感じの存在感なんじゃないでしょうかしらね。いい悪いとか面白いつまんないとかそういう話じゃなくていわゆる先入観としての「大作」かそうじゃないかっつう。

よーするにこの映画のせいじゃなくて封切館の大劇場で単独ロードショーつう公開のしかたが、なんかちょっと違う気がするなあっていう感じなのね。

でもまあ、いまはそんな時代じゃないもんな。
どんな小さな町にも映画館のひとつくらいあったような時代じゃ。

それはともかく、これで今年7本目の映画でございます。
今月あと2本見たら月イチペースに復帰だあー。
2本立てだったらあと1回でクリアだあー。

って、数えながら映画みてどーすんのさ。
Commented by ピピエコ at 2010-09-13 22:03 x
ベック、観ましたよ。
奇跡のボーカルで、最期ぐらい声を出して欲しかったけど、そうもいかんか・・・・。弾けないのに、水島ヒロもサマになっていたし。
思ったのは、もはやロックはロックじゃなくて、ラップが主流になっているっていうのが、音楽もよ~~知らない若者には、もうちょいと勉強して欲しいなぁ~~なんて思うのは、もはや自分がオヤジなんですね。
Commented by god-zi-lla at 2010-09-14 11:07
あ、ピピエコさんも見たんですか。

最後まで歌声聞かせないのは、違和感ないわけじゃなかったですけど、まああれもアリかなって感じで納得して見ちゃいましたね。

たしかにおれもヴォーカルってアンタらそりゃラップだろーが、ロックのヴォーカルとはぜんぜん別モンじゃんかって激しく突っ込みたくなりましたけど、おれたちがオヤジつうのか世の中的にはああいう認識なんですかね。

まあロック映画じゃなくて青春映画ってことで、許してやりましょう。
見たら意外と面白かったしね。

じつはほとんど期待してなかったんです。
Commented by jazzamurai at 2010-09-15 01:01
BECK、大好きなマンガなので、正直、見るの怖いです。
2時間でまとめられるような話じゃないしなあ、とも思っていたので。
でも、見てみようかな・・・・。
Commented by god-zi-lla at 2010-09-15 10:44
んー、jazzamuraiさんは原作のファンなんですか。

原作のマンガをまったく知らないおれなんかが見ると「これって、なんかストーリーがシンプル過ぎない?」って思いましたから、「あらすじの要約の抜粋」みたいなことになってるんじゃないでしょうか。

んーむ。
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by god-zi-lla | 2010-09-12 23:22 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(4)