ちょっとやられたかもな(Robert Plant / BAND of JOY)
2010年 10月 24日
いい天気が続かないのは、おこないの悪いおれのせい?
かもなあ。
ロバート・プラントの新しいCDが先月クラプトンのと同じ時期に出てたのは知ってたんだけど別段気にもしてなかった。むしろクラプトンの「枯葉」のほうが気になってたくらいでさ。
そしたらここんとこピーター・バラカンさんが朝のラジオで何回かこのアルバムの曲をかけたのを聴いて、ちょっと気になりだしたもんだからそれでようやっと買って聴いてみたんだけどさ。
もともとツェッペリンファンでもロバート・プラントのファンでもないからレコードったってたぶん「聖なる館」1枚しか持ってなくて、あとCDといえばジミー・ペイジと作った10年以上前のアルバムが2枚くらいあるだけでさ。なにせロバート・プラントの声ってなんであんなカン高いんだろうねえなんてファンだったら怒りそうなことをボヤっと考えたりする程度の認識なんだから困ったもんなんだな。
そのロバート・プラントがカントリーのアリソン・クラウスと2、3年前にアルバム作ったのは知ってたしその何曲かは聴いたこともありますが、まーた見ず知らずのねーちゃんに色目使ったりしてこれだから元モテ男はヤだねえ、みたいなこれまたファン激怒必至な偏見を抱いてたりしてね。よく考えてみなくたってアリソン・クラウスはべつにねーちゃんでもなんでもないのにさ。
いかんよね。そーゆー予断は。
そしたらなんだかこの新しいアルバムは全体にアメリカのルーツミュージックで渋くて地味で、ロバート・プラントの歌はその渋いアコースティックのバンドにみごとに溶け込んで土の香りがするようだし、んー、おれはちょっとこいつにはヤられました。
カントリーぽく、ブルースっぽく、バンドサウンドは音塊重視みたいな。大潮流とはいえないにしてもまあ間違いなくイマドキのアメリカのポピュラー音楽のひとつの流れではあるんでしょうけどね。
それにしても「ツェッペリンのロバート・プラント」がここに行き着くのかあって思うのは、おれの認識不足なんだろうなきっと。でもいまロバート・プラントがやりたいことってのが、まさしくこれではあるんでしょうね。
いやおれは、まいりました。
2010年に聴いた新しいアルバムのなかで、いまのとこ自分的にはいちばんかもしんない。
カン高いと思ってた声を抑えぎみにして、むしろそれが静かに情感を醸し出すような意外といえば意外な、この人はこういう歌手だったのかっていう展開でさ。
もう、後半の「Cindy, I'll Marry You Someday」あたりからホントに泣けてくる。
ただ、古くからのツェッペリンファンやロバート・プラントのファンにはどうなんだ。
むしろなんにも知らない、おれみたいなやつのほうが楽しめるのかもな。
まあしかしそうはいっても、少なくとも「枯葉」は歌ってないからさ(笑)
タイトルの〈BAND of JOY〉ってのは、ロバート・プラントがデビューしたバンドの名前なんだってね。
するとこのアルバムで自分はルーツに戻ったぜっていう、もしかしてこれは宣言なのか?
かもなあ。
ロバート・プラントの新しいCDが先月クラプトンのと同じ時期に出てたのは知ってたんだけど別段気にもしてなかった。むしろクラプトンの「枯葉」のほうが気になってたくらいでさ。
そしたらここんとこピーター・バラカンさんが朝のラジオで何回かこのアルバムの曲をかけたのを聴いて、ちょっと気になりだしたもんだからそれでようやっと買って聴いてみたんだけどさ。
もともとツェッペリンファンでもロバート・プラントのファンでもないからレコードったってたぶん「聖なる館」1枚しか持ってなくて、あとCDといえばジミー・ペイジと作った10年以上前のアルバムが2枚くらいあるだけでさ。なにせロバート・プラントの声ってなんであんなカン高いんだろうねえなんてファンだったら怒りそうなことをボヤっと考えたりする程度の認識なんだから困ったもんなんだな。
そのロバート・プラントがカントリーのアリソン・クラウスと2、3年前にアルバム作ったのは知ってたしその何曲かは聴いたこともありますが、まーた見ず知らずのねーちゃんに色目使ったりしてこれだから元モテ男はヤだねえ、みたいなこれまたファン激怒必至な偏見を抱いてたりしてね。よく考えてみなくたってアリソン・クラウスはべつにねーちゃんでもなんでもないのにさ。
いかんよね。そーゆー予断は。
そしたらなんだかこの新しいアルバムは全体にアメリカのルーツミュージックで渋くて地味で、ロバート・プラントの歌はその渋いアコースティックのバンドにみごとに溶け込んで土の香りがするようだし、んー、おれはちょっとこいつにはヤられました。
カントリーぽく、ブルースっぽく、バンドサウンドは音塊重視みたいな。大潮流とはいえないにしてもまあ間違いなくイマドキのアメリカのポピュラー音楽のひとつの流れではあるんでしょうけどね。
それにしても「ツェッペリンのロバート・プラント」がここに行き着くのかあって思うのは、おれの認識不足なんだろうなきっと。でもいまロバート・プラントがやりたいことってのが、まさしくこれではあるんでしょうね。
いやおれは、まいりました。
2010年に聴いた新しいアルバムのなかで、いまのとこ自分的にはいちばんかもしんない。
カン高いと思ってた声を抑えぎみにして、むしろそれが静かに情感を醸し出すような意外といえば意外な、この人はこういう歌手だったのかっていう展開でさ。
もう、後半の「Cindy, I'll Marry You Someday」あたりからホントに泣けてくる。
ただ、古くからのツェッペリンファンやロバート・プラントのファンにはどうなんだ。
むしろなんにも知らない、おれみたいなやつのほうが楽しめるのかもな。
まあしかしそうはいっても、少なくとも「枯葉」は歌ってないからさ(笑)
タイトルの〈BAND of JOY〉ってのは、ロバート・プラントがデビューしたバンドの名前なんだってね。
するとこのアルバムで自分はルーツに戻ったぜっていう、もしかしてこれは宣言なのか?
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ピピエコ
at 2010-10-24 21:05
x
プラント、買いましたか??
どうするかなぁ~~って思いつつ、未だ購入にいたらず。
Zeppファンとしては、こういう土着系、民族系は、やめて欲しいんだけど
大御所の辿る道って、こういうのなんでしょうね。
クラプトン「枯葉」は、聴かないほうがいいです(笑
後半のギターソロはいいんですが、そこにいたるまでの時間がたえられない。
それと、JBLで聴いたのも、良かったんじゃないですか・・・・・。
どうするかなぁ~~って思いつつ、未だ購入にいたらず。
Zeppファンとしては、こういう土着系、民族系は、やめて欲しいんだけど
大御所の辿る道って、こういうのなんでしょうね。
クラプトン「枯葉」は、聴かないほうがいいです(笑
後半のギターソロはいいんですが、そこにいたるまでの時間がたえられない。
それと、JBLで聴いたのも、良かったんじゃないですか・・・・・。
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god-zi-lla at 2010-10-24 21:23
やっぱりピピエコさんはダメでしょうね。
おれの場合はもともとツェッペリンファンじゃないうえに、泥臭いアメリカ系音楽が最近好きなので、かなりグッときましたけど。
> クラプトン「枯葉」は、聴かないほうがいいです(笑
> 後半のギターソロはいいんですが、そこにいたるまでの時間がたえられない。
ピピエコさんのHP読んでから、買うのを思い止まりました。
やっぱり「枯葉」はちょっとなあ。
これがロッド・スチュワートあたりだったら、もうなんでも好き勝手に歌っててくれ〜、なんですけどね(笑)
スピーカーを古いJBLにしたのは、たしかにあるかもしれないですね。
おれの場合はもともとツェッペリンファンじゃないうえに、泥臭いアメリカ系音楽が最近好きなので、かなりグッときましたけど。
> クラプトン「枯葉」は、聴かないほうがいいです(笑
> 後半のギターソロはいいんですが、そこにいたるまでの時間がたえられない。
ピピエコさんのHP読んでから、買うのを思い止まりました。
やっぱり「枯葉」はちょっとなあ。
これがロッド・スチュワートあたりだったら、もうなんでも好き勝手に歌っててくれ〜、なんですけどね(笑)
スピーカーを古いJBLにしたのは、たしかにあるかもしれないですね。
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KT
at 2010-10-24 22:44
x
「枯葉」は「OVER THE RAINBOW」路線ですよね。
既に買ってしまいました。年取ると、段々違和感なくなってきます。逆に、LE NOISE/NEIL YOUNGの様なアルバムはくたびれます。体力がなくなりました。
既に買ってしまいました。年取ると、段々違和感なくなってきます。逆に、LE NOISE/NEIL YOUNGの様なアルバムはくたびれます。体力がなくなりました。
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god-zi-lla at 2010-10-25 22:37
んーむ。ニール・ヤングですか…。
「枯れ」ないですね。つか、さらに凶暴化してたりして。
そういえばブルース・スプリングスティーンも枯れません。
もしかして勲章もらっちゃったイギリス人ロッカーは枯れるとか?
勲章もらった手前、やっぱりそれなりのところに修まらないといけなかったりして。
「枯れ」ないですね。つか、さらに凶暴化してたりして。
そういえばブルース・スプリングスティーンも枯れません。
もしかして勲章もらっちゃったイギリス人ロッカーは枯れるとか?
勲章もらった手前、やっぱりそれなりのところに修まらないといけなかったりして。
by god-zi-lla
| 2010-10-24 08:41
| 常用レコード絵日記
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