うまくなさそうなパスタ2種(おひとりさまの昼メシ)
2011年 02月 27日
そういえば晴れてはいるのに遠くのビルディングが少しだけ霞んでみえるのだって春のきざしなんだと言われてみれば、たしかにそうなのかもしれない。
で、うっとうしいこのパスタどもなんだ。
鬱陶しいと漢字に変換するとさらに鬱陶しくていい感じですね。
ちょっとだけ春の香りもするし。
しないか。
ウチにいるときのひとりの昼メシはなるだけ外食しない。
ひとりで昼メシ食うためだけの買い物もやんない。
ただしなんらかの試作のばやいはこの限りにあらず。
つう会社勤め辞めてから立てた誓いを、まー誓いってのも恥ずかしいようなモンではありますけども一応本人的には立てた誓いを守ってぼちぼち3年になんなんとするわけだ。
わけだが、ときにやはりムリなときもあったりして冷凍した残りご飯を解凍してお茶漬けしただけだったりサトウの切り餅焼いて醤油たらしたのを4個食うだけだったり、さすがにウチんなかに食うものがまったくないという事態に遭遇したことはまだないんだけど。
しかしまあムリはムリなりに楽しくやってはいるんです。
で、そういう生活が最初のころはそれなりに面白かったもんだからこのブログに記録したりしてたんだけども、さすがに3年たって飽きてきた。いや、ひとりの昼メシじゃなくってそれを記録することに飽きてきて、だから近ごろはやってなかった。
でもまあたまにゃいいだろってんでウマくなさそうなパスタ厳選2皿。
前置きがながくてスイマセン。
つか前置きが書きたいんですけどね
えてしてこーゆーときは。
気まぐれで買った魚肉ソーセージが冷蔵庫で消費期限切れる日を待っていて野菜室にはしなびてきたピーマンがぽつねんと1個というようなことがあれば写真左のようなことになるわけです。ペペロンチーノ状のパスタに炒めた魚肉ソーセージとピーマンが入っているという、ただそれだけ。
魚肉ソーセージといえばいつもハラぺこの小学生だったおれにとっちゃ、鯖の水煮缶とともに非常に貴重なタンパク源なんでした。学校給食がぜんぜん足らなかったんだね。
学校給食はウマくなかったっていう同世代のひとが大勢いるけど、おれは脱脂粉乳だってマズいと思ったことなかった。鯨の南蛮漬けの野菜あんかけに焼いてない食パンとジャムと脱脂粉乳なんつう変竹林な献立だって、なーんも思わず平らげたうえに、欠席した子のぶんまで食ってたからね(パンだけは休んだ子のとこに届けるキマリだった)。
それでも足らないもんだからウチに帰るとランドセル放り出して遊びに行く前に冷蔵庫から魚肉ソーセージ1本取り出しまるごとくわえて自転車にまたがるわけだ。
なんてワイルドな小学生だったんだ。
って、なんの話だっけ。
まーそのいったい何百本食ったかわかんない魚肉ソーセージだけど、いま食ってみるとべつだんウマいわけでもないし、なつかしくもなんともないんだこれがまた。
しかもパスタの味とぜんぜん馴染まないのがすごい。
独立独歩というか。
いやちがうな。
こいつはやっぱりあれですね。
がぶっと1本食ってチャリに乗って出かけるのがいちばん似合ってる感じする。
みんなどうやって食べてんだろか近ごろはこの魚肉ソーセージ。
で、右のパスタ。
ちょっと飽きてきたから端折ろっと。
こいつは前の晩、朝日新聞に出てた牛肉のビール煮ってのを作ったその残り汁に茹でたパスタを浸しただけのもんなんでした。ちかごろは新聞の生活のページやなんかに載ってる料理をけっこう作ってみてるんです。これはいけますねえって定着するものもあれば1回きりでさようならってのもなかにはあるけど、いろいろためしてみないとね。
そういうナベ底の残りモンだから牛肉なんてもうひとっかけらもありません。具の残骸といえば僅かにゴボウのみ。こういう汁っ気のあるパスタって好きじゃないんだけどまあ立てた誓いを守るためにゃ少々のこたガマンしないとな。
ローリエとタイムの匂いがする汁にパスタって合ってるような合ってないようなちょっとまあビミョーな感じではあるんだけど、パスタじゃなくて最初いっしゅん冷凍さぬきうどんをブチ込んでやろうとしてたのを思いとどまったのは正解だったかもしれん。
◎◎◎◎
土日のお昼はも少しマトモ。
みんないるからね。
by god-zi-lla
| 2011-02-27 10:37
| 食いモンは恥ずかしいぞ
|
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