MILES DAVIS QUINTET LIVE in Europe 1967(The Bootleg Series Vol.1)
2012年 02月 09日
さいきん出たばっかのCDってわけじゃないけど、ここんとこずっと日課のように1日1枚ずつ聴いてるマイルス・デイヴィス・クインテット1967年ヨーロッパツアー実況録音盤CD3枚+DVD1枚。
アントワープ、コペンハーゲン、パリ、カールスルーエ、ストックホルムの6つのライヴでAgitation、Footprints、'Round Midnight、No Blues、Masqualeroというようなレパートリーを繰り返し繰り返し演ってるんだけど、なんど聴いても全然飽きない。
とにかく御大マイルスはもちろんウェイン・ショーターもハービー・ハンコックもトニー・ウィリアムズも、それにロン・カーターまでもが過激なうえにめちゃくちゃかっこいい。
67年というとソーサラーとかネフェルティティをスタジオで作ってた時期だけど、そこはライヴとスタジオ別ものがお約束なマイルスバンドです。65年プラグドニッケルのライヴのときよりマイルスが元気なぶん、全員一丸となってどしゃめしゃに暴れまくってるのがすごい。
長年ブートレッグとしてマニアなひとたちのあいだでひそかに楽しまれてたライヴなんだそうですけど、こりゃあしかしそーゆーひとたちに独り占めさせといちゃモッタイナイぜっていう傑作す。音だって隠し録りとかエアチェックじゃないからぜんぜん悪くないしね。ホント、ふつーのジャズファンとしたらこんなにうれしいことはないよ。
しかしプラグドニッケルとかセラードアとかこのヨーロッパツアーとかコロンビアがちゃんと録音してあるライヴがたくさんあってしかもそれが片っ端からすごい聴きもので、このブートレッグシリーズも第2弾が待ち遠しくて仕方ありません。
もしかするとブートマニアの人たちはガッカリかもしれないけど、とにかくマイルスの残りモノでまだまだひと稼ぎもふた稼ぎもしてやろうっつうコロンビアのがめつい横着者たちがヤル気を出してVol.2から先どんどんリリースしてくれるように、マイルスファンのみなさまこぞってお買い求めくださいまし。
しかしこのときトニー・ウィリアムズって弱冠22歳だぜ。
おれはここしばらくトニーのドラムスにフォーカスを合わせてこのアルバムを聴いてるんだけど、この年齢でこんなトンでもない現場にいたってことがトニー・ウィリアムズの人生をきっとどこかで縛ってきたにちがいないと、そのあと33年の「余命」に残されたアルバムを聴くと思わざるをえない、そういう演奏が詰まったアルバムだと思う。
トニー・ウィリアムズのドラムスがよくきこえる音量までヴォリュームを上げていくと、
背筋にじわじわと汗が流れ出すのがわかるんだ。
アントワープ、コペンハーゲン、パリ、カールスルーエ、ストックホルムの6つのライヴでAgitation、Footprints、'Round Midnight、No Blues、Masqualeroというようなレパートリーを繰り返し繰り返し演ってるんだけど、なんど聴いても全然飽きない。
とにかく御大マイルスはもちろんウェイン・ショーターもハービー・ハンコックもトニー・ウィリアムズも、それにロン・カーターまでもが過激なうえにめちゃくちゃかっこいい。
67年というとソーサラーとかネフェルティティをスタジオで作ってた時期だけど、そこはライヴとスタジオ別ものがお約束なマイルスバンドです。65年プラグドニッケルのライヴのときよりマイルスが元気なぶん、全員一丸となってどしゃめしゃに暴れまくってるのがすごい。
長年ブートレッグとしてマニアなひとたちのあいだでひそかに楽しまれてたライヴなんだそうですけど、こりゃあしかしそーゆーひとたちに独り占めさせといちゃモッタイナイぜっていう傑作す。音だって隠し録りとかエアチェックじゃないからぜんぜん悪くないしね。ホント、ふつーのジャズファンとしたらこんなにうれしいことはないよ。
しかしプラグドニッケルとかセラードアとかこのヨーロッパツアーとかコロンビアがちゃんと録音してあるライヴがたくさんあってしかもそれが片っ端からすごい聴きもので、このブートレッグシリーズも第2弾が待ち遠しくて仕方ありません。
もしかするとブートマニアの人たちはガッカリかもしれないけど、とにかくマイルスの残りモノでまだまだひと稼ぎもふた稼ぎもしてやろうっつうコロンビアのがめつい横着者たちがヤル気を出してVol.2から先どんどんリリースしてくれるように、マイルスファンのみなさまこぞってお買い求めくださいまし。
しかしこのときトニー・ウィリアムズって弱冠22歳だぜ。
おれはここしばらくトニーのドラムスにフォーカスを合わせてこのアルバムを聴いてるんだけど、この年齢でこんなトンでもない現場にいたってことがトニー・ウィリアムズの人生をきっとどこかで縛ってきたにちがいないと、そのあと33年の「余命」に残されたアルバムを聴くと思わざるをえない、そういう演奏が詰まったアルバムだと思う。
トニー・ウィリアムズのドラムスがよくきこえる音量までヴォリュームを上げていくと、
背筋にじわじわと汗が流れ出すのがわかるんだ。
by god-zi-lla
| 2012-02-09 13:28
| 常用レコード絵日記
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