神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

ことし初映画(のぼうの城)

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つうわけでどちらさまにも無事年は明けましたですか。

それにしてもクリスマスあたりまでかなり寒かったのが年末年始は少し寒さが緩んだなあと思ってたら、きのうあたりからまた寒くなってきた。

その寒いのを有楽町のスバル座へのぼうの城というやつを見に行ってきたのでした。

スバル座は震災の少しあとたしか4月ごろに一度行ったきり、そのころはまだ余震もひんぱんにあった時期でそのうえ客席の左右の壁に大きな亀裂が何本も走っていてかなり緊張しながら映画を見たのが忘れられない。

いまはもうその亀裂は塗装で消されていたんだけども、まあこっちが死ぬまでスバル座に行くたんびにあの光景を思い出しちゃうに違いないだろうな。

その、のぼうの城という映画自体、震災の大津波のために上映が(あるいは製作そのものが)延期されたって話はきいてたんだけど、見てみるとたしかに石田三成軍が城を水攻めにして堤を決壊させるシーンが容易にあの津波を思い出させるから、これはたしかに延期されたのも仕方ないとは思った。

映画そのものは思ったよりも見応えがあっていかにも娯楽時代劇っていう感じに肩の凝らない映画だったから、正月休みに気楽に映画館に行って見物するのにはなかなか悪くない出来映えなんじゃありますまいか。

すくなくともマジメくさって見る映画じゃないよ。とにかく非常に濃い役者が勢揃いでオーバーアクションな芝居をするんだから、そういうクサい映画が嫌いな人はハナっから見るのやめといたほうがいいとは思いますけど、おれはそういうの大好きだから楽しめました。

それにしても野村萬斎。水攻でできた湖面に漕ぎだした小舟のうえで萬斎演じる城代が田楽踊りをおどるんだけども、あのゆらゆら揺れて不安定な小舟のうえでひょうきんにぴょんぴょんと跳ねながら踊るんだからさすが狂言役者の鍛えられた身体能力と驚くしかないよ。

あと鈴木保奈美のブキミで強烈な城主の奥方と、前田吟のムラオサが久しぶりで懐かしいのね。

というわけで今年も邦画ですべり出したのでした。

ちなみに2012年最初に見たのはミッキー・カーチスのロボジーで最後が12月29日に見た阿部寛のカラスの親指と、都合36本の映画を見ました。邦画はけっきょく11本、アメリカ映画は13本。ついでにその他国別におおざっぱに分けると(単純に分けられないんだけどね)ドイツが4本イギリスが3本でフランス映画も3本、あとアイルランドとカナダの映画をおのおの1本ずつ見た2012年なのだった。

けっこう見たねえ。
ことしもこのくらい見たいもんだねえ。
Commented by 虎吉 at 2013-01-07 00:59 x
今年もよろしくお願いします。

映画始めは邦画でしたか、ゴジラ殿は。
小生は『シェフ』でした。『レオン』のジャン・レノ
がこんな役を--と最初は思いましたし、なん
とちょんまげの日本人にも。でも、

仕事が好きでいいんだ、好きだって素敵だ、
いや好きじゃなきゃと笑いとペーソスのある
素敵な映画でした。

晩飯にはやはり赤ワインでした。

 
Commented by god-zi-lla at 2013-01-07 05:37
虎吉さん。

シェフはこの前予告編を見て、ちょっと気になっておりました。

> 『レオン』のジャン・レノがこんな役を

まあ、近ごろはドラえもんですからね(笑)

本年もどうかよろしく。
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by god-zi-lla | 2013-01-04 07:46 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(2)