入院する背中を見送る
2015年 11月 23日
11月某日、No.29Lに電源投入してリレーが回路を繋いでひと息置いた頃合いStudio 2aの右チャンネルからバツッというイヤな感じの不連続ノイズが発生、すぐに電源は切ったもののこっちの心臓のほうはスイッチ切るわけにもいかずにズキズキと痛んできゃあがった。
んー。さてどうしたものでもあろうか。
たしかに29Lのパワースイッチをオンにしたところで出たノイズだからモンダイはそいつにあるとは思うわけだが、その時点でMarantz7の電源も入れてあったので絶対レヴィンソンが発したノイズであると言い切るわけにもいきません。そこんとこをとにかく確認してみなきゃいけないんだけど、も一度あのバツっというノイズを発生させると思うだけで再び心臓がしくしくと痛み始めた。それをしかも大事なStudio 2aで聴くなんてことは到底できない相談というヤツである。
まあ仕方ありません。結線をすべて外したうえで重たい29Lをラックから文字どおりずるずると引きずり出して(いずれにせよ修理するにしたって引っぱり出さなきゃいけないわけだから)、スピーカー端子にウチにあるスピーカーのなかで吹っ飛んでもいちばん実害の少なそうなヤツ(可哀想だから敢えて名は秘す)を繋いだうえで恐る恐る電源投入したところ、やっぱりあのノイズがおれのハートをヒットする。
あーやだやだ。これでまた散財だ。
しかし観念するほかに、おれには出来ることがない。さっそく輸入代理店のサイトから、中古で買ったし保証書とか付いてなかったし、だけどイロイロありましょうけどお宅んちのシールは貼ってあるから正規品だと思うんで修理して下さいませんかしらシリアル番号はこれこれ、というようにやや卑屈にへりくだった文面のメールを送ってみたところ翌日電話がかかってきて、輸送できるハコはお持ちでしょうか、なければ通い箱をばお送り致しますと思いの外ご親切なるご対応。
ニンゲン、このくらいのことでココロが軽くなるもんなんである。ノイズで痛めつけられた心臓も心なしか具合良くなった気がするし。
そして一昨日くだんの通い箱が送られてきたから(おれの外出中に届いたところたまたま休日でウチにいた息子が受け取って、あまりのデカさに驚いて『メーデーメーデー、ばかデカいハコが玄関を占拠してます』とメールを送ってきた)、さっそく昨日速攻でこのハコにNo.29Lを入れてヤマト運輸を呼んで送り返したのであった(でなきゃ玄関を出入りできないんだもん)。
つうようなわけで箱詰め直前に記念写真。つまりですね、こーゆーふうにスピーカー端子がパラで2系統用意されてるんだ。これはもうバイワイヤリングやってみてねってことでしょ。スピーカーがバイワイヤリングやってみてねと言いアンプも「そうね」と頷いてるんですからこれはやってみるに如くは無し。
それがまあバイワイヤリング試そうと思うキッカケだったわけですね(さいきんのパワーアンプはみんなこうなってんでしょうかね。ウチには古いアンプしかないのでまったく知りません)。
ということですけども肝心のNo.29Lが入院しちゃったもんだから、パワー部門にはQuad405が負傷一時退場の穴を埋めて復帰せり。しかし405のスピーカー端子はバイワイヤどころかちょっとぶっといだけのスピーカーケーブルさえ受け付けないプッシュ式のちっこいコネクタなのでシングルワイヤにメデタク逆戻りしちゃってね。いやまったくもって人生ってのはスンナリとはいかないもんです。
(続きはそのうちまたto be continued)
by god-zi-lla
| 2015-11-23 08:30
| オーディオもねぇ…
|
Comments(0)