神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

トラヒゲは熊倉一雄、ドンガバチョは藤村有弘、ハカセは中山千夏そして原作は井上ひさしだってば


いよいよ押し詰まってまいりましたですかね。

この年の瀬の渋谷の人混みかき分けかき分け22日の火曜日は夕暮れ時、あたしら夫婦は東急Bunkamuraのシアターコクーンへ芝居見物に行ったと思し召せ。いやーそしたらこれがとんだシロモノでさ。見終わってこれほどハラの立った芝居ってのもちょっと記憶にないくらいでね。おれはあと何年何本の芝居見られるかわかんないですけど、これがいままで見たなかで文句なしの(いや文句はいくらでもあるに決まってんだ)ワーストワン。しかも当分の間(ひょっとしたらおれの寿命が尽きるまで)揺るがない気がする。

とにかくさ。オリジナルに思い入れも尊敬の念もない連中がテメー勝手にいじくり回したもんだから愚にもつかないものが出来ちゃったとしか言いようがないね。

これがさ、その翌日の23日国立劇場で見物した新機軸盛りだくさんの東海道四谷怪談がなかなか良かったから良かったようなもんでね。ひょっとしてコクーンのほうが今年の芝居の見納めになってたりした日にゃ、ウチに帰ってから年内キップの買える芝居なんでもいいからもう1本見なきゃハラが立ってハラが立って年が越せねえじゃねーかって、キーボード叩いて検索してたとこでした。

まったくよりにもよって、お岩さんと伊右衛門に救われちまった極月だ。

あ、それからサンデー先生は楠トシエだかんね。

(なんのことだかわかんない人にはすみません)
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by god-zi-lla | 2015-12-25 21:06 | Comments(0)