なんなんでしょうね(RELAXIN' WITH THE MILES DAVIS QUINTET)
2007年 05月 11日
ぼやぼやしてると井川の野郎帰ってきちまうぞ(尻尾巻いて)。
愚痴はさておきマイルスの「リラクシン」2枚。いやーなんなんですかねこのジャケットの色味の違い。写真上のほうの色濃いやつは厚紙コーティングジャケットの初期OJC盤。下の淡い色のほうが先般求めましたる60年代中期プレスの盤(サードプレスだそうです)。ちなみに先日のブッカー・アーヴィンの盤と同デザインのセンター・レーベルですな。
この盤のオリジナルって見たことないのでどっちがホントなのか判断できませんけども、厚紙コーティングジャケットというその後のペラジャケ路線とは一線を画す仕様のOJC盤に対して、もっと古い60年代プレス盤のほうはマットな紙に印刷したジャケットで、もしかするとこれはこのイラストレーションを生かすためにリトグラフとかそういう感じの質感を表現したものかもという感じがしないでもないですが、ぱっと見の有難味はOJC盤のほうがあったりしてね。
でもこうやって手にとって眺めてみると、このいかにも傷みやすそうな仕様のジャケットをかなりいい状態で40年以上維持してくれていたこれまでの所有者の愛がひしひしと伝わってきますですね。あたくしも心して後世に伝えなきゃいけません。
ところでこのリラクシンを含むマイルスのいわゆる「マラソン・セッション」4部作ですけど、おれはちょっと個人的に思い入れがあるんだな。
この「マラソン・セッション」はLP4枚分が春と秋のそれぞれ1日づつでレコーディングされてて、じつはその春のある日というのがおれの誕生日なんですよね。時差があるから日本の日付は1日早いわけだけど、マイルス・グループがヴァン・ゲルダー・スタジオに籠もっていたまさにそのとき極東の果ての国で、あたしゃおぎゃあと生まれたんでした。
もーこのレコード、他人とは思えませんもんね。
昔はこの4枚から、そっちの日付に録音された曲だけでカセット作って聴いてた時期もありました。あのカセットどうしたかなあ。
あ、音?
60年代プレスのマイルスのミュートのほうがOJC盤よりも耳に刺さります。さてどっちがいいのかは聴く人の好みの問題のような気がしますけど、どんなもんでしょうかね。
しかしこうなると、オリジナル盤も欲しいかも。なんて。
いやいやそういうことを考えちゃいかんぜよ。しがない勤め人は身の丈に合った暮らしをせにゃ、な。
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yayoishibainu
at 2007-05-13 07:24
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おはようございます。。。
マラソンセッションはあと1枚入手していません。
『steamin'』が残っています。 25年掛けゆっくりと楽しんでいます。
私の誕生年のアルバムは
Quiet Kenny
Portrait In Jazz
Giant Steps
Kind Of Blue
Red In Bluesville。。。
もうすぐ半世紀 信じられません。
マラソンセッションはあと1枚入手していません。
『steamin'』が残っています。 25年掛けゆっくりと楽しんでいます。
私の誕生年のアルバムは
Quiet Kenny
Portrait In Jazz
Giant Steps
Kind Of Blue
Red In Bluesville。。。
もうすぐ半世紀 信じられません。
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by
god-zi-lla at 2007-05-13 13:54
yayoishibainu さん。
まったく半世紀前のこの数年というのはジャズの名演がざくざく生まれた時代だったのに驚きます。
自分の生まれた年に録音されたレコードを聴いてるだけでも十分楽しめたりします。
ちなみにマイルスのマラソンセッションの同年だと、ロリンズの「サキソフォン・コロッサス」、ロリンズとコルトレーンが共演した「テナー・マッドネス」、レスター・ヤングとテディ・ウイルソンの「プレス・アンド・テディ」、カウント・ベイシーの「ベイシー・イン・ロンドン」なんかもそうですねね。
まったく半世紀前のこの数年というのはジャズの名演がざくざく生まれた時代だったのに驚きます。
自分の生まれた年に録音されたレコードを聴いてるだけでも十分楽しめたりします。
ちなみにマイルスのマラソンセッションの同年だと、ロリンズの「サキソフォン・コロッサス」、ロリンズとコルトレーンが共演した「テナー・マッドネス」、レスター・ヤングとテディ・ウイルソンの「プレス・アンド・テディ」、カウント・ベイシーの「ベイシー・イン・ロンドン」なんかもそうですねね。
by god-zi-lla
| 2007-05-11 13:54
| 常用レコード絵日記
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Comments(2)