よけいわからなくなったじゃんか(SUN RA / JOYFUL NOISE)
2007年 08月 28日
なんか非常にいかがわしい雰囲気のスフィンクスのミニチュアかなんかがある場所でカメラに語りかけるサン・ラーなんですけども、これってもしかしてピラミッド内部の玄室かなんかを模した部屋なんでしょうかね。
こないだブラっと入ったCD屋で売ってたサン・ラーのドキュメンタリーのDVDなんですけども「期間限定半額」だったんで買ってみたんでした。
サン・ラー・アーケストラの音楽ってレコードで聴いてみてもいまいちピンとこないものがあるんだけどさ、ずいぶん昔、あれはマウントフジ・ジャズ・フェスティバルだかなんだかで来日したときの映像をテレビで見て、あーなるほどこういうことやってんのかー、と、まあ完全にピンときたわけじゃないんだけど、少なくともレコードよりは映像のほうが楽しめそうな感じがしたんだよね。
で、このドキュメンタリーのようなのを見ると理解が深まるんでないかと思い、半額だったこともあるので買ってみたんですけど、いやー、かえってなんだかわかんなくなってまったわー。これだったら単純なライヴ映像のDVD買ったほうがよかった気がする。
雑誌やらなんやらでサン・ラーの発言ていままでにも読む機会があったけども、まあどっかにその記事の筆者が話を小難しくしたり、無理やり面白おかしく仕立てたりしてんじゃないかと疑ってたんだよな。しかしさー、こうやってサン・ラーが肉声かつ映像つきであの凡人にはとても理解不能なオコトバを喋ってんのを聞くと、いやこれは困りました。
しかも映像が70年代の低予算芸術系映画風(映画そのものは80年代初めの作品らしいけど)、ざらざらの画質に手持ちカメラ多用でぐるぐる回ったりするもんだから、よけい困ったもんになっちゃってんだな。
しかも音楽のドキュメンタリー映画のくせに音が悪すぎ。
でもね、サン・ラー以外のメンバーが語るサン・ラー像ってのがなかなかなもんで、この非常に変わった自称「土星人」のリーダーの音楽性にメンバーが心酔してるのがよくわかるんだよな。それとああいうステージは行き当たりバッタリに作ってるんじゃ全然なくて、相当な量の練習をバンドとして日常的にこなしてるものだったってのも驚きではあるよ。
なんかよくわかんないんだけど、非常に勉強になったような気もするぞ。
こんだはライヴ映像だけのDVD買ってみるべ。
by god-zi-lla
| 2007-08-28 12:13
| 常用レコード絵日記
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