神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

TIASの試聴盤(Ann Sally / Hallelujah, Linda Ronstadt / Cry like a rainstorm-Howl like the wind)

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まーあんまりこれといったモノを個人的には見つけらんなかったオーディオショーですけど、どうも困ったことにそれぞれのブースでかかってる「試聴盤」についちゃ、おっとこれはなんだんべと、興味津々なとこはありましたね。

写真上側、アン・サリーの盤はたしかナスペックのブースでかかっておりまして、例のダールジールの渋い金色の超高額人面アンプを聴きに入ったんでした。人面アンプっつったって昔懐かしい「人面魚」みたいにおどろおどろしい顔じゃなくて、なかなかかわいらしい顔なんですけどね。

それはともかくアン・サリー。ベースだけをバックに「星影の小径」をもちろん日本語で歌ってんですけども、これが流れ始めた瞬間にブースにいた(とくに席に座ってた)人たちのかなりの部分が「おおお」って感じに体が揺れて反応するのがよくわかったね。

アン・サリーのアルバムには、たいがい1曲か2曲日本語のいわゆる「懐メロ」といっていいような歌が入ってるわけですが、おれら夫婦もいつだったか京都へ行ったとき祇園界隈のバーへふらっと入ってしばらくしたらJBL4312から「蘇州夜曲」が流れ出して、思わず店の人に「これ、だれが歌ってんですか」と尋ねたのがアン・サリーを知ったきっかけだったんでした。

いやようするにこのアン・サリーの歌う昭和初期の歌にインパクト感じるのはおれたち夫婦だけじゃないんだよなあ、とあらためて感じ入ったわけですよ。おれの前に座ってた夫婦と、あと別のお客さんも係の人に「これ、だれのCDですか」って聞いてたもん。

まあ出展者としてはかけてるCDよか製品のこと聞いてねってとこもあるのかもしれませんが、試聴盤がグッド・チョイスだと製品の印象も上がりまさね。すくなくともおれはそうだけどね。買えないけど人面アンプ、いい音でした。

ちなみにこのライブCDは持ってなかったんで、帰りがけにinz 2の中のHMVでさっそく求めましたもんね。

もう1枚はリンダ・ロンシュタットね。アーロン・ネヴィルとのデュオがフィーチャーされてるやつ。こいつはリンのブースでかかってたんじゃなかったかな。ウチの奥さんが「これいいねえ。アーロン・ネヴィルが貫禄だねえ」というので「これはウチにあるよ」と答えたんでした。

ウチに帰って引っぱり出してみるとこれは1989年のCDだな。もう18年も前のCDなんだ。そんなに古いと思ってなかったけど、わざわざFULL DIGITAL RECORDINGなんてクレジットされてるくらいだもんなあ。アーロン・ネヴィルの声が若々しいねえ。リンダもまだまだねーちゃんぽいよ。いやほんとに。これまたグッド・チョイス。

しかしね、前のアン・サリーはなかなかの好録音だとは思いますが、こっちのほうはそんなに録音がいいとも思えないんだけどね。悪かないけども、古いしさ。
強いていえばさすがにバックが打ち込みじゃなくてストリングスもちゃんとオーケストラが弾いてるとこが点数高いとこでしょうかね。

しかし、じつはこの2枚以外に今回最高に気に入った曲をほかのブースで聴いたんだけども、これがいったいなんのディスクに収録されているのかわからず現在も探索中なんでした。うーむ、こういうのが一番じれってーぜ。
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by god-zi-lla | 2007-10-10 12:46 | 常用レコード絵日記 | Comments(0)