神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

野鍛冶の出刃包丁

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きのう昼メシにお中元でいただいた西京漬け詰め合わせの残りを焼いたら、うーむ、なんじゃこりゃ。酸っぺーでやんの。ふつう味噌漬けが酸っぱいわきゃありません。失敗したなー。とっときのお昼のつもりでとっとき過ぎたわねこりゃまた。

中までガチガチ外コゲコゲつうとこまでテッテ的に焼いちゃえば食えるかとも一瞬思いましたが、「男おいどん」じゃあるまいし。涙を飲んで廃棄処分。それからまたなんかオカズ作る気力も萎えちゃったんでお昼はお茶漬けでおしまい。

気を取り直して食後に包丁研いだもんね。5本。

まんなかの小さい出刃包丁はウチじゃいちばん新しくて、使い始めてまだ1年くらいでしょうかね。島根県の鋤や鍬をこさえてる鍛冶屋さんが鍛えたのをネットで買ったんだけど、こうなんとなく表面の荒々しい仕上がりがいかにも野鍛冶って感じでちょっといいでしょ。

最初のうちは切れ味もバランスもいまひとつって感じだったんだけども、この1年何度も何度も使い、何度か使っちゃあ研ぎしてるうちに、なんつうかこっちも包丁もおたがいにだんだん慣れてきて手に馴染んで使いやすくなってきたもんで、いまじゃもう手放せない1本になっちゃった。

道具ってな、こういう時間が大事だよな。包丁に限らずどんな道具でもそうじゃないすかね。向こうも歩み寄ってくるけど、こっちも歩み寄るっていうかね。たんに慣れるっていうのとはまたちょっと違うというか、慣れもあるんだけどそれを超えた、もうちょっとなにか。

その下は奥さんの嫁入り道具ってのもナンですけど、持参金代わりっつうとさらにアレですが、とにかくまあいまや30年選手になんなんとする工藤公康と現役生活の長さを張り合えるくらいの菜切り包丁ですけどね。柄はいちど朽ちて何年か前にすげ替えてます。

しかしまさかこのトシになってバゲットのクープ係になるたあ思ってもみなかったでしょ本人も。

ほかの庖丁でもひととおりやっちゃみたんだけどね。この菜切り包丁がいちばん使いやすいんです。なんか不思議だよなあ。おサレなパン作りの本なんかにゃぜってー出てこないでしょうけど、そこがまた痛快じゃあございませんかあなた。
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by god-zi-lla | 2009-09-16 19:26 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)