神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

ユージン・スミスかあ(Joe Henry / BLOOD FROM STARS)

d0027243_103529100.jpg
結局ビートルズのデジタルリマスターBOX買うのはやめにして〈PAST MASTERS〉だけとりあえず買って聴いてる。だっておれべつにビートルズのマニアじゃないもんな。そりゃ好きだけどさ。付和雷同してマニアックなみなさまに追随するのはいかがなもんでしょうかと。そりゃああんまり軽佻浮薄な行動なんじゃないかと。

こういうブツはやっぱ今か今か今か今かと登場を待ちに待って早々と予約して、発売日の朝ともなれば宅配便のお兄さんの足音に聞き耳立ててそわそわしてるような皆様のためのもんです絶対。

よーするにまあ、ふっと正気に返ったってことでしょうかね。
ピピエコさんの、とりあえず〈PAST MASTERS〉買って聴くべしっつうご忠告のタマモノです。

いやそれにしてもいいわこれ。
いままでのCDやレコードより音がどんくらい良くなったのか悪くなったのか知りませんけども、おれにはじゅうぶんいい音ですごく楽しめてます。やたらと比べたりしなけりゃ人生ってのは十分シアワセなんです。

しかし「Paperback writer」最高。
いや、どれもこれも全部いいんだけどさ。

つうわけでビートルズは置いといてだな。
だれも知らないのかもしれないジョー・ヘンリーの新作なんですけども、買ってきて聴くまえにこのカバーとブックレットの写真に目が釘付けになっちまいまして。なんなんすかこのアヤシイ雰囲気のモノクロ写真は。いや、これ写真じゃないのかもしかして。

クレジット見たらユージン・スミスのカバーのほうが52年の、ブックレットのほうは55年の写真だって書いてある。うむう。ユージン・スミスだったのかあ。なんか製鉄所っぽい感じだから有名なピッツバーグの写真でしょうか。見たことないんでわからないんだけど。

しかしなあ。中身の音楽がおれの感じだとまったくこのアートワークそのまんまの印象なんだよなあ。おれだけそう思ってんのかもしんないけど、なんつうかこの写実的なように見えてテッテ的に作り込まれてる感じだとか。作った人間のキャラクターが強烈に出てるくせして、しかしどう考えてみてもこれはもうどうしようもなくアメリカ的な感じなとことかさ。

ジョー・ヘンリーの歌声ってのは、へんなたとえですいませんけど病み上がりのエルヴィス・コステロみたいっつうかね。そういう歌でもってビル・フリゼールとも共通するような、どっか迂回路つうか裏道つうか、よーするにかなりヘソ曲がりな方法でアメリカ音楽のルーツに迫ってってるようなさ。なんか居心地いいような悪いような、どっちともいえないような音楽。

明るくなくて、重いか軽いかってば重いんだけど、ユルいかキツいかってば一瞬ユルそうではあるんだけどヒリヒリするような空気が充満してるようでもあってさ。

レヴォン・ヘンリーってどうも息子らしいんだけど、この人がサックス各種吹いててさ。ジョー・ヘンリーの年齢からいえばたぶんティーンエイジャーじゃなかろうかと思うんだけど、こいつがなかなか雰囲気あってよろしいじゃないですか。そのうちおとっつぁんのプロデュースでソロアルバムでしょうかね。

で、あとあのマーク・リーボーがギターのほかにコルネット吹いてんの。
おれぜんぜん知りませんでしたけど、これってマーク・リーボーの余技として有名なんですかね。
トラディショナル・ジャズっぽい演奏のトラックで吹いてるコルネットが、なんか非常に素直な感じのプレイで全体のイメージにきっちりハマってよろし。

しかしなんだなあ。このカバーとブックレットの写真いいなあ。
写真集でもいいから見てみたいし、できれば手元に置いときたいよ。
ジョー・ヘンリー選手には悪いんだけどさ。どうもやっぱそっちが気になってもう。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by god-zi-lla | 2009-09-29 12:26 | 常用レコード絵日記 | Comments(0)