けんちん汁
2009年 11月 18日
けんちん汁ってのをここんとこ土鍋でこしらえるようになりまして。
いままではふつうの大ぶりなナベで作ってたんだけどさ。こういう具だくさんの汁ものって、まあ汁ものにかぎらず具だくさんの料理ってのを家庭でこさえると、どうしたって材料が中途半端に残っちゃうんだよな。つか材料を使い切るだけ作ると当然大量にできちゃうわけだ。
デパ地下にならんでる有名な仕出屋や割烹なんかが出してるちょいと小綺麗な弁当なんて、野菜の炊き合わせやら小さな焼き物やら今の季節なら栗の甘露煮やらなんやら数えると10種類以上入ってたりしますけど、ああいう弁当を自分ちでこさえるのはちょっとムリがありますもんね。
やっぱ何10食もまとめて作るから、あれはできるんであって、まあウデのほうはこのさい横のほうにどけといてですな。ああいうお弁当を食いたくなったらデパ地下に走るのが得策ってもんでございましょうね。
一家3人で1回の食事で食うためのけんちん汁をこしらえるのも似たようなもんなわけだ。ゴボウ0.3本とか豆腐0.25丁とか鶏肉60グラムとか里芋3個とか油揚げ0.5枚とか、そんな買い物はできません。
まあ残ったゴボウ0.7本できんぴらごぼう作るとかね。豆腐0.75丁で麻婆豆腐作るとか油揚げ0.5枚で味噌汁作るとかってのも悪かありません。悪かありませんが、こいつがどうもメンドくさくっていけない。作るのがというよりか考えるのがさ。
そこでこのさいだから材料全部けんちん汁に仕立てちまって、とにかく2回でも3回でも毎日でもなんでも、なくなるまで食うことにしてしまったのでした。
で、どーせたくさん作るんだったら夜は冷え込んで季節はもうじゅうぶんナベが恋しい季節に入ってきたわけですから、じゃあいっそのことどかんと土鍋でこさえてそのまんま食卓のど真ん中にどどんと出したらどうよ。
もとはといえば、まあ横着心だったわけですけども、これが意外と評判悪くないの。
まあここで悪くいうとおれがヘソ曲げて夕飯作んなくなっても困るつう思惑も感じないではありませんけども。それはまあいいや。いいほうに解釈するとして。
つうわけで、おとついの晩はけんちん汁。たまたま土曜日奥さんの実家に遊びに行ったとき里芋もらったんで、その里芋でもってけんちん汁をこさえました。写真に写ってる奥の空っぽの土鍋でもってね。もっとデカい土鍋もありますが、さすがにそれじゃあちょっと大きすぎるんでこいつで作った。
けっこうな量できます。この土鍋にかなりいっぱい。
それで、そいつをきのうの晩も食った。煮干しの出し汁足して、味も少し足して。
夕飯2食。ほぼ食べ尽くしたわけですけども、ナベの底にちょっとだけ残った。
ナベの底にちょこっと残ったオカズってのはちょっとね。ややビンボくさいといいますか。いかにも残りモノっぽくってなんですからさらに小ぶりの土鍋に移し替えてそれが写真。
こうなるともうあれですよ。寒い日のおひとりさまの昼メシにはこれしかないだろって感じにね。これはもうなるわけですな。わびしい感じもぜんぜんしませんしね。こんくらいのモンを昼に食えればもう最高ですな。文句なし。なにもいうことありません。
ごちそうさんでした。
ちょいとリハビリしてくるかな。
とりあえずふつうに歩けるまでには回復しました。
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jazzamurai at 2009-11-19 01:12
お味を想像したのと同じ位、ほっとしました。ご無理なさいませんように。
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god-zi-lla at 2009-11-19 09:57
ありがとうございます。
まだ運動できるほどじゃありませんが、日常生活はまったく問題なくなりました。
いやあしかし、スポーツもとにかく継続してやってないといけませんね。
若いころのように激しく厳しくなくとも。
まだ運動できるほどじゃありませんが、日常生活はまったく問題なくなりました。
いやあしかし、スポーツもとにかく継続してやってないといけませんね。
若いころのように激しく厳しくなくとも。
by god-zi-lla
| 2009-11-18 14:38
| 食いモンは恥ずかしいぞ
|
Comments(2)