神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

なんか無駄に立派。いやケースがさ(Kegel/Dresdner Phil./Beethoven Sinfonien Nr.1-9)

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昨夜は読書会の集まりで神保町のさぼうる。いやあしかし、さぼうるもミロンガも健在でなにより。つか30数年ぶりに行きましたけどたいした繁盛ぶりですな。コーヒー飲んでる若いサラリーマンもおりゃ酒飲んで大笑いしてるじじいの集団もおるし、おれらのよーなグループもあり老若男女で店内満員だもんなー。

めでたしめでたし。

さっきHMVからメール。あたたたた。
「商品発送しました」って、そりゃあちょっとマズいのよあなた。
だって「通常ご注文後18-30日以内に入荷予定」とか書いてあったじゃん。だから、これは来月のカード決済だなあと計算してポチっとやったのにさ。

そんなにシャカリキんなって商品調達すんなよなーHMV。
ちったあ考えてくれよこちとらのフトコロ具合。

じつに身勝手きわまりない態度でございます。
すまぬHMV。

で写真は今月決済分のカード払いでHMVから買い求めたブツの1個ですけどね。さすがにこれだけじゃ経営破綻しませんけど、ほかにもいろいろとね。

ケーゲルがドレスデン・フィル振ったベートーヴェンの交響曲全集す。しかもSACD。しかもマルチチャンネル。しかも4.0ch ときたもんだ。

これがあーた。たったの3521円ポッキリだもんなーHMVで。
とにかくいわゆるひとつのゲルマン魂とでもいいましょうか、過剰に堅牢で実用上たいした意味があるとも思えない厚さ3ミリといえばティーガー戦車の装甲板もかくやというようなアクリルケースに、さらに紙の化粧箱があってその中にプラケースに1枚1枚入ったSACDハイブリッド盤が5枚だぜ。それもでもって3521円だぜ。

ちかごろおれはモノの値段というのがどうもよくわからない。
こーゆーのをデフレっつうのか。

ちがうか。まあいいや。
でも欲しいモノが安いのは正直うれしい。
欲しくもないものはいくら高くったってかまわない。
じつに身勝手な物言いぐさだな。

なんだかわけわかんなくなってきたけどケーゲルのベートーヴェン。

ずいぶん前に読んだ平林直哉さんの本のなかで、CDで聴いたときはたいしたことないと思ってたけどSACDで聴き直したらこれは秀演だって紹介してたのを読んで気になってたのを、さいきんようやっと買ったんだけどね。

ベートーヴェンのシンフォニー9曲をひとりの指揮者で揃えて持ってなくてさ。まあそれほど熱心なクラシックファンじゃないからね。とかいいながらなぜかシベリウスのシンフォニーはレコードでC.デイヴィス/BSO、CDでベルグルンド/ECOとかさ。ブラームスもLPとCDで3セットあったりはするんだけど。まあブラームスは全4曲をバラで買うよか全集のがおトクってのもあるでしょうけどCDのばやい。

とにかくまあ1セットくらいは持っててもバチ当たらないでしょ。しかもシンフォニーをSACDサラウンドで聴くってな、これはもうやってる人にしかわかんない。ちょっと説明できない快楽ですからね。もうできうればSACDサラウンド盤で持ちたいよなあってね。思ってたわけです。

つうわけで、ちまちまと聴き始めてまだ全部聴き終わってないの。1、2、8番て小さい曲から聴き始めたんだけどさ。好きなんですこのへんが。これに4番加えた4曲が好きなんだな。理由ないけど。あんまり人生の大問題的サウンドじゃないとこがいいのかもな。

シロートですからこれが秀演かどうかってもわかんないからそこいらへんは平林さんの書いたものを信じて疑わないことにしまして、木管やヴィオラの動きとかティンパニの静かなドロドロドロドロとか、あっここでこんなことやってたのかあー、つうようなとこがですね。

そういうとこがマスクされないでしっかり聴けるのが、それがケーゲルの手腕なのかSACDの解像力の高さによるもんなのか、サラウンド再生の醸し出す雰囲気感の良さのせいなのか、そういうもの全部の相乗効果なのかうまくいえないけどとにかくそういうとこがすごくいいなあっつう。

これはベートーヴェンの小さいシンフォニーがいままで以上に楽しめる感じ。
これからおいおいデカいほうも聴いてくけど、さてこっちはどんなもんでしょうかね。
それはそれでまた楽しみってもんじゃんか。
Commented by KT at 2009-12-02 20:21 x
> だって「通常ご注文後18-30日以内に入荷予定」とか書いてあったじゃん。
> だから、これは来月のカード決済だなあと計算してポチっとやったのにさ。

旦那、私と同じです(笑)。結果的に出て行く金にはかわりがないのだけれど、当月の予算ということで気になりますよね。
Commented by ノイ at 2009-12-02 22:40 x
> ケーゲルがドレスデン・フィル振ったベートーヴェンの交響曲全集す。
> しかもSACD。しかもマルチチャンネル。しかも4.0ch ときたもんだ。
> これがあーた。たったの3521円ポッキリだもんなーHMVで。

うぁぁぁ・・・なんちゅーことを
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でもなぁ 買っても一度聴いておしまい かな・・
それでも買わずにおれませんな この値段じゃね
で、音はどうなんです?(音質は二の次かよ)
Commented by god-zi-lla at 2009-12-03 10:22
カレンダー見ながら「きょうはまだマズい。あと2日ガマンだぜ」とかね。いちおう「予算」がアタマのなかにあるんですけど、ときどき目算が狂うんです。

いや、ときどきじゃないな(笑)

「初回プレスのみ限定盤」ってやつも経営破綻に追い込んでくれます(涙)
Commented by god-zi-lla at 2009-12-03 10:33
ノイさん。音はふつうです(笑) つか、82〜83年録音ですしね。広大なダイナミックレンジに超高解像度ってわけじゃなくて、たぶんマイクの本数もそんなに多くないんじゃないかと思うんですけどね。

少なくとも鮮烈さをウリにする録音じゃないし、かといって重厚さをウリにする録音でもない感じですね。ベートーヴェンのシンフォニーならもっとガツンとこんかい! って思う人はきっといるだろうな。

でも会場の空気感もよく拾った雰囲気のある録音で、悪くないと思いますね。

ただしSACDサラウンドの話。
CDレイヤーがどーなってるか、そんなことたあ知らん(笑)

とりあえず今後、1、2、8番はこれ聴き続けるでしょうね。おれとしては。
Commented by matantz7 at 2009-12-03 12:18
12月だし今度の戯れる会例会でききましょう。
Commented by god-zi-lla at 2009-12-03 15:31
12月だから「第九」全曲? 
そりゃムリか。
Commented by matantz7 at 2009-12-03 16:31
ぼくはかまいませんけど、でも、イッセルシュテットのLPときき比べたりしたくなっちゃうかも。
Commented by god-zi-lla at 2009-12-04 10:12
おっと、イッセルシュテットの「第九」。オリジナル盤てのもありますぜ。
へへへ。
Commented by matantz7 at 2009-12-04 12:09
がーん。
Commented by toku1209 at 2009-12-05 21:11 x
お久しぶりっす。

この記事拝見して迷わず早速注文しました。
そうしたら先ほど届きました。
持ったらずしっと重いっす。
本当にTigerを思わせる重装甲ですね。
ただでさえ場所がないのにどうしましょ。

とはいえ良いブツを教えていただきありがとうございます。


Commented by god-zi-lla at 2009-12-06 22:20
おーtokuさんもお買い上げですか。

たしかにこのケースは場所塞ぎだもんで、台所の計量スプーン立てにでもしたろーかと思案中です。
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by god-zi-lla | 2009-12-02 14:52 | 常用レコード絵日記 | Comments(11)