神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

入山きゅうり

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すっかり涼しい気になってますけど、
30年前なら真夏の気温だろ。

1週間くらい前かな。近所の地元インディーズ系(笑)スーパーに見慣れない太いキュウリのような細いウリのような野菜が「群馬産 入山きゅうり」って名前で売られてて物珍しいうえに5本198円と安かったもんですから、いっしょに並んでた「幅広いんげん」つうのと一緒に買って帰った。

ふつうのきゅうりより太短いうえに皮がなんだかゴツゴツといかつくて固いような感じでね。一瞬躊躇しないでもなかったですけどモノは試しですから。

いつもお世話になってる1995年小学館版「食材図典」で見てみたんだけど出てなかったんで仕方なくネット検索するとぐんま食材セレクション100というサイトに
吾妻郡中之条町入山地区(旧六合村)を中心に、主に自家消費のために栽培されてきた伝統野菜です。入山きゅうりは、長さが17~18cmと短くて太く、黒いイボがあり、皮は薄い黄色味をしています。あまり格好は良くないのですが、果汁が多くて柔らかく、香りが良くてみずみずしいのが特長で、生でも漬物でも美味しいきゅうりです。

とありました。なるほどなるほど。群馬県の伝統野菜なのか。
それで見かけたことなかったのね。

しかしまあなんだな。このキュウリもそうだし京都の野菜なんか見てもそうなんだけど、「伝統野菜」ってのは総じてこんなふうにゴツくて大ぶりだったりするんですかね。

つか一般的な野菜は大量生産大量流通のために「適当な大きさ」に「品種改良」してあるってことかな。

で、じつは本で調べたりネット検索したりする前にもう食ってるんでした。
そんな机の前で調べたりするヒマあったら早く食ってみたいじゃんか。
だから写真3本しか写ってないの。2本跡形もなし。

はっきり申し上げまして同じスーパーに売ってるフツーのきゅうりよりずっとウマい。
香りがあって張りがあって瑞々しくて味が良くて言うことないです。
皮がちょっと固いかなと思ったけど、おおざっぱにむいてやりゃあ問題ありません。

さいきんウマいきゅうりっつうと奥さんの両親が家庭菜園で作ったきゅうり以外なかったからさ。
こいつは正直申し上げて非常にうれしいです。

5本を順次ナマでかじり、刻んで塩でもんで擂り胡麻振って食い、タネ取って糠にも漬けて食ってみた。いやあ結構なモンでございますね。

で、それ以来あればまた買おうとそのスーパー覗くんだけど、それから見ないのが残念なり。
9月もなかばだから、もうおしまいかな。

そういや、山形の赤カブもあれっきりだなあ。
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by god-zi-lla | 2010-09-19 08:25 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)