神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

キジムナと職業

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考えてみりゃ、いや考えなくたって、まことにダイタンなジャケットだよなあ。
オビがついちゃうと、トタンにどーってことなくなっちゃうんだけどね。

しかし70年代から80年代にかけて、このジャケット見てこれが古澤良治郎のアルバムだとわからないジャズファンなんてただの一人もいなかった。

そう言い切ることにする。

タイトルは「キジムナ」。
キジムナ—って沖縄のお化けのことだと思うんだけどライナーその他なんの説明もないし、まあとくべつ意味はないのかもしれないけどねジャズの曲名のばやいは往々にして。

それから、左にちっちゃくあるのは三上寛の陸前高田でのライヴ「職業」の復刻CD。

レコードは亡くなってすぐ、たまたまいつもお世話になってるレコード屋さんの通販リストに見つけたもんだから急いでメールして送ってもらった。

CDのほうはおとつい銀座に出たので久しぶりに山野楽器覗いてジャズフロアの日本人ジャズコーナー片っぱしから脈のありそうなミュージシャンのアルバムひっくり返してメンバーに古澤良治郎の名前ないか確認。本人リーダー作の「RACCO」紙ジャケ復刻盤(もちろんタイミング的に追悼盤なわけはない)と、板橋文夫(P)の「NATURE」といっしょにゲットしてきた三上寛の「職業」。

それにしても。
このいかにも古澤良治郎ワールドな優しいキジムナ—かつコンテンポラリーな70〜80年代ジャズの世界(なんのこっちゃ)と、情念と怨念のルツボ的かつ純粋日本的激情の三上寛の絶叫と渡り合う古澤良治郎のドラムスがおなじ79年に録音されてるなんて。

しかもこれってもしかしたら三上寛とふたりでツアーして、帰ってきてすぐキジムナ—録音したっつうタイミングかもしんないしさ。

んー古澤良治郎の、なんちゅうフトコロの深さよ。

しかしこの三上寛はちょっと表現できないくらい壮絶で聴くほうも相当なパワー必要だけど、古澤良治郎のドラムソロをどかんとまとめて聴ける有り難いCDでもあるんだから、みな頑張って聴くように。
Commented by matantz7 at 2011-01-21 18:57
僕は三上寛が大好きです。怨念と情念方面じゃない方で、何と言うか、シュールなんです。
Commented by god-zi-lla at 2011-01-21 22:16
いやあ、このアルバムもじゅうぶん過ぎるくらいシュールです。
正真正銘のアヴァンギャルドっていうのかな。
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by god-zi-lla | 2011-01-21 11:49 | 常用レコード絵日記 | Comments(2)