どってことないってばそうですけど(ERIC DOLPHY/The Complete Last Recordings In HELVERSUM & PARIS 1964)
2011年 07月 06日
冷蔵庫の麦茶がどんどん減る。
だけど、どんどん飲まなきゃ命にかかわる。
だからどんどん飲む、飲む、飲む。
ヤカンで沸かした麦茶が冷める暇もありません。
でも扇風機の前に置いとくと少し早く冷める。
ちょっと熱風くるけどね。
いやーすっかり夏だわ。
梅雨、明けてるでしょ。ねえ。
でもきょうは、ほんの少しだけ風が爽やかな気がする。気のせいかな。
気のせいだってなんだって、ぜんぜんオッケー。
この2枚組のCDは少し前に買った欧州盤でドルフィー最晩年の2か月、いや30代で亡くなった人に晩年なんておかしいよな。そのドルフィーが突然亡くなる直前2か月のオランダとフランスに遺された録音を集めたCDなんだけどね。
1枚目のCDの最初から6つのトラックは名盤LAST DATEまるごとそのまんま。そのほかも新発見とか未発表とかそういうのは1曲もなくて、既出のレコード5枚で聴ける演奏(たぶん全部放送用の録音)ばかりなんです。
だからまあ買わなくったってべつにかまやしないようなもんではあったんだけどさ。
なんかこのCDのすっきりと涼しげなデザインが気になってね。
それにLAST DATE以外はLPだけでCD持ってないからダブるわけじゃないしと思って、おれとしたら珍しくCDのジャケ買いなのでした。
買って聴いてみると、こうやって通して聴くのもあながち意味のないことでもないかなって感じがする。先入観かもしれないけど、どの曲も、ドルフィーが生涯なんども録音してるような曲も含めてどこか沈んだような気分が共通してるような感じがある。
それはバックがおもにヨーロッパのミュージシャンだからということも言えるかもしれないんだけど、そればっかりでもないような気がするんだな。
だけどさ。言っちゃいけないと思うのは、それはドルフィーが自分自身の死を予感していて、それが音楽に滲み出てたんじゃないかという憶測でさ。
おれはそれこそが聴いてるおれたちの先入観というか。むしろそれは聴いてるおれたちが、この演奏のあとしばらくしてドルフィーは死ぬんだと、当のドルフィーが知らずにいることを先に知ってしまったうえでそれを聴いているという、それは録音された音楽を聴くときにしばしばおれたちが落っこちてしまうヤバい落とし穴なんじゃないかと思うんだよ。
じゃあこの少し沈んだような、心に染み入るような感じってのはいったいどこから来るもんなんだろうか。でも結局そんなことはよくわからない。ただおれはつねづねドルフィーっていう人は感情を音楽に込めるタイプの音楽家じゃないと思ってるんだけど、だからよけいにこの最後の演奏におれがグッとくるのはなんでなんだろうって、考えちゃうんだよ。
まあそれはともかくとして、お買い物ガイド的なこといえば名盤LAST DATE含めこれからドルフィー最後の日々を聴いてみようと思ってる人がいるとするなら、断然お買い得盤ではあると思う。
どんなフォーマットで聴いても、とにかく、すばらしい音楽です。
DOMINO RECORDS 891 201
だけど、どんどん飲まなきゃ命にかかわる。
だからどんどん飲む、飲む、飲む。
ヤカンで沸かした麦茶が冷める暇もありません。
でも扇風機の前に置いとくと少し早く冷める。
ちょっと熱風くるけどね。
いやーすっかり夏だわ。
梅雨、明けてるでしょ。ねえ。
でもきょうは、ほんの少しだけ風が爽やかな気がする。気のせいかな。
気のせいだってなんだって、ぜんぜんオッケー。
この2枚組のCDは少し前に買った欧州盤でドルフィー最晩年の2か月、いや30代で亡くなった人に晩年なんておかしいよな。そのドルフィーが突然亡くなる直前2か月のオランダとフランスに遺された録音を集めたCDなんだけどね。
1枚目のCDの最初から6つのトラックは名盤LAST DATEまるごとそのまんま。そのほかも新発見とか未発表とかそういうのは1曲もなくて、既出のレコード5枚で聴ける演奏(たぶん全部放送用の録音)ばかりなんです。
だからまあ買わなくったってべつにかまやしないようなもんではあったんだけどさ。
なんかこのCDのすっきりと涼しげなデザインが気になってね。
それにLAST DATE以外はLPだけでCD持ってないからダブるわけじゃないしと思って、おれとしたら珍しくCDのジャケ買いなのでした。
買って聴いてみると、こうやって通して聴くのもあながち意味のないことでもないかなって感じがする。先入観かもしれないけど、どの曲も、ドルフィーが生涯なんども録音してるような曲も含めてどこか沈んだような気分が共通してるような感じがある。
それはバックがおもにヨーロッパのミュージシャンだからということも言えるかもしれないんだけど、そればっかりでもないような気がするんだな。
だけどさ。言っちゃいけないと思うのは、それはドルフィーが自分自身の死を予感していて、それが音楽に滲み出てたんじゃないかという憶測でさ。
おれはそれこそが聴いてるおれたちの先入観というか。むしろそれは聴いてるおれたちが、この演奏のあとしばらくしてドルフィーは死ぬんだと、当のドルフィーが知らずにいることを先に知ってしまったうえでそれを聴いているという、それは録音された音楽を聴くときにしばしばおれたちが落っこちてしまうヤバい落とし穴なんじゃないかと思うんだよ。
じゃあこの少し沈んだような、心に染み入るような感じってのはいったいどこから来るもんなんだろうか。でも結局そんなことはよくわからない。ただおれはつねづねドルフィーっていう人は感情を音楽に込めるタイプの音楽家じゃないと思ってるんだけど、だからよけいにこの最後の演奏におれがグッとくるのはなんでなんだろうって、考えちゃうんだよ。
まあそれはともかくとして、お買い物ガイド的なこといえば名盤LAST DATE含めこれからドルフィー最後の日々を聴いてみようと思ってる人がいるとするなら、断然お買い得盤ではあると思う。
どんなフォーマットで聴いても、とにかく、すばらしい音楽です。
DOMINO RECORDS 891 201
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虎吉
at 2011-07-06 14:19
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夏のようです。きっと梅雨は明けています、関東は。
だから麦茶もうまいです。
松本は九州人、松本は野蛮、なら九州人は野蛮。ってことに
なってしまいますね、あの言動に行動じゃ。
でも宮城県知事の立ち位置というか、方向もいまひとつよ
くわから~ん、のですよ。
だから麦茶もうまいです。
松本は九州人、松本は野蛮、なら九州人は野蛮。ってことに
なってしまいますね、あの言動に行動じゃ。
でも宮城県知事の立ち位置というか、方向もいまひとつよ
くわから~ん、のですよ。
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god-zi-lla at 2011-07-06 16:00
虎吉さんもB型ですか(笑) 九州つうより福岡でしょ。福岡県各選挙区選出代議士メンツ見たら、なんとなく納得できるような。
しかし、宮城はもちろん震災以降どの県の知事のスタンスも非常に注目されるようになりました、県境を越えて。
けど、なんであのとき村井知事は松本竜介(あ、間違いた)に怒らなかったんですかね。「だれが客だ、バカヤロー」とかキレて。
こんどの震災(の被害)について、県と政府は「助ける」と「助けられる」の関係じゃなくて、どちらも当事者でしょ。
むしろ、そこに松本竜介(じゃないってば)の九州出身ならではの「遠さ」、震災被害についてもその遠さゆえの「他人事意識」(佐賀県知事と同様の)が反映されてると見るんですが。
しかし、宮城はもちろん震災以降どの県の知事のスタンスも非常に注目されるようになりました、県境を越えて。
けど、なんであのとき村井知事は松本竜介(あ、間違いた)に怒らなかったんですかね。「だれが客だ、バカヤロー」とかキレて。
こんどの震災(の被害)について、県と政府は「助ける」と「助けられる」の関係じゃなくて、どちらも当事者でしょ。
むしろ、そこに松本竜介(じゃないってば)の九州出身ならではの「遠さ」、震災被害についてもその遠さゆえの「他人事意識」(佐賀県知事と同様の)が反映されてると見るんですが。
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pippinechoes
at 2011-07-07 09:04
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あの大臣、大のJazz好きなんですよね。まさか、ドルフィー聴きながら辞任を選択したんじゃないでしょうね??(笑。でも、民主党議員のなかじゃ、案外立派な人だと思いますよ。
お金持ちだから、ハイエンドマニアかもしれまへん・・・・・
お金持ちだから、ハイエンドマニアかもしれまへん・・・・・
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god-zi-lla at 2011-07-07 10:11
そういえば、行きつけの店で音楽聴きながら辞任考えたって報道されてましたね。どこだろうなあ、その店。
でもドルフィーじゃなくて所謂女性ジャズヴォーカル小唄系にしといてほしい、聴いてたとしたら。個人的偏見ですけど(笑)
だけど、ホントにあれで民主党議員のなかでは立派なほうなんですか?
なんか、トンでもない感じがするなあ。
金持ちの二世議員で、ちゃんと躾けられてないんですかね。
だけど金持ちでジャズ好きだと、かなりの確率でオーディオマニア、しかもハイエンド系でしょうね(笑)
でもドルフィーじゃなくて所謂女性ジャズヴォーカル小唄系にしといてほしい、聴いてたとしたら。個人的偏見ですけど(笑)
だけど、ホントにあれで民主党議員のなかでは立派なほうなんですか?
なんか、トンでもない感じがするなあ。
金持ちの二世議員で、ちゃんと躾けられてないんですかね。
だけど金持ちでジャズ好きだと、かなりの確率でオーディオマニア、しかもハイエンド系でしょうね(笑)
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ひろかーちゃ
at 2011-07-07 10:34
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ドルフィ晩年?のセッションについて。
晩年、パリで共演したネイサン・ディヴィスによれば、ドルフィは自分の死を予感していたにちがいないと証言していますが、死の直前新しいアルトサックスを購入したり、その後の演奏活動について、コペンハーゲンのカフェ・モンマントルの出演予定やオーケストラUSAへの参加等決まっていたことを考えると、死が迫っているとは彼自身思いもしなかったことでしょう。
でも、最後の録音セッションといわれている「ラスト・レコーディング」で、ドルフィのソロは別として一部の曲で何となく散漫な湿っぽい(まるで通夜の演奏のような)印象を私が受けるのは、死の直前のセッションという先入観の故でしょうか。
なお、このCDの収録曲のうち、LAST DATE の前日?録音された
”Epistrophy”は放送用録音ではなくアインホーフェンでのコンサートの一部を盗み撮りしたものといわれています。
晩年、パリで共演したネイサン・ディヴィスによれば、ドルフィは自分の死を予感していたにちがいないと証言していますが、死の直前新しいアルトサックスを購入したり、その後の演奏活動について、コペンハーゲンのカフェ・モンマントルの出演予定やオーケストラUSAへの参加等決まっていたことを考えると、死が迫っているとは彼自身思いもしなかったことでしょう。
でも、最後の録音セッションといわれている「ラスト・レコーディング」で、ドルフィのソロは別として一部の曲で何となく散漫な湿っぽい(まるで通夜の演奏のような)印象を私が受けるのは、死の直前のセッションという先入観の故でしょうか。
なお、このCDの収録曲のうち、LAST DATE の前日?録音された
”Epistrophy”は放送用録音ではなくアインホーフェンでのコンサートの一部を盗み撮りしたものといわれています。
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god-zi-lla at 2011-07-07 10:57
ひろかーちゃさん。けっきょくのところ、先入観なしに聴こうと思っても多分無理なんだろうと思っています。すでに知ってしまってることをリセットして知らなかったことにするなんて、人間はコンピューターじゃないんですもん。
だからせめて、ドルフィーはそんなつもりじゃなかっただろうと、自分に思い聞かせながら聴くしかないのだと思っています。しかし考えてみりゃ、それはそれでれっきとした先入観ですね。
ドルフィー自身は、この直後に亡くなるくらいですから体調の悪さはきっと自覚していたんだろうと思いますが、まさか死ぬなんてことは考えてなかったんでしょうね。帰国したら結婚するという約束をした女性もいたということですし。
いずれにしろ、なんだかんだ考えながらも、繰り返し聴いてしまう演奏ばかりです。
そういう意味では、CD2枚にまとまってくれたのはありがたいです。
だからせめて、ドルフィーはそんなつもりじゃなかっただろうと、自分に思い聞かせながら聴くしかないのだと思っています。しかし考えてみりゃ、それはそれでれっきとした先入観ですね。
ドルフィー自身は、この直後に亡くなるくらいですから体調の悪さはきっと自覚していたんだろうと思いますが、まさか死ぬなんてことは考えてなかったんでしょうね。帰国したら結婚するという約束をした女性もいたということですし。
いずれにしろ、なんだかんだ考えながらも、繰り返し聴いてしまう演奏ばかりです。
そういう意味では、CD2枚にまとまってくれたのはありがたいです。
by god-zi-lla
| 2011-07-06 14:08
| 常用レコード絵日記
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