煮こごりとラード
2011年 07月 09日
ふだんだと茹で汁が冷めるまでそのへんにナベを放っておくだけで真っ白く固まったラードと茹で汁がきれいに分離してくれて、適当にスプーンかなんかでラードをすくい取れば(というよりベロっとめくる感じ)茹で汁だけがキレイにナベに残るんだけどね。
いやーそれがこの暑さだもん。
冷めても気温そのものが高いせいか、いつまでたっても表面が白く固まらないんです。
しかたないので密封容器に移して冷蔵庫で強制冷却することにした。
でまあその状態で2日ばかり冷蔵庫に入れてあったんだけど晩メシの献立にこの茹で汁でスープ作ろうと思い立って、覗いて見たらさすがに白いラードの層が暑さ5ミリくらいになっているのをベロっとすくって別の容器に移してみたのでした。
そうしましたらあなた。ラードを剥がしてみたらその下にある茹で汁が、
ぜーんぶ(全部だよ全部)写真のごとき煮こごりに変身して、
ふるふると物悲しく震えているじゃありませんか。
これ煮こごりや。おまえはなにがそんなに悲しうて、
それほどまでに身を震わせて泣いておるのじゃな。
いやいや。
まあそれはともかく、これはあれなんだろうな。
冷蔵庫にまるごと入れて冷やしたってのもあるんでしょうけど、
皮付きのバラ肉だったからよけいゼラチン質が多かったんだろうな。
ちょっとびっくり。
火にかけて溶かしちゃうのがもったいない感じではあったけど、塩で薄味つけて大根とニンジンを小さい賽の目に切ったの入れてスープにして食っちゃった。うまかった。なんかすごく栄養ある感じもするし。
こんだはこの煮こごりを、なんとかそのまま味わう方法がないか考えてみるかな。
by god-zi-lla
| 2011-07-09 23:48
| 食いモンは恥ずかしいぞ
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