神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

やっぱ残念で仕方ないよ(Gary Moore/Live At Montreux 2010)

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朝起きてカーテン開けると夜はまだ明けてない。
なんか冬って感じだねえ。

ゲイリー・ムーアが亡くなったのは今年2月初めだったけど、それがなんだかもうすごく遠い昔だったような気がするくらいいろんな(しかもそのほとんどが禍々しくも悪い)ことが起こってしまったそれからの10か月で、いまはもう次の冬のはじまりだもんなあ。

8月に出たこの2010年のモントルー・ジャズ・フェスティヴァルのライヴ映像だってまさか追悼盤としてリリースされることになるなんてさ。ほんとだったらっつうか本人存命だったらたぶん次回のツアーはこのセットでいくぜっていう予告編的リリースになってたんじゃなかろうか。

ブルースのバンドは一段落して次のツアーからはひさしぶりにロック路線に戻るって言ってたのを雑誌の小さな短信記事で読んで、だったらぜひそのバンドで来日してほしいもんだよなあ、ワールドツアーからぜったい日本を外してほしくないなあと思ってた矢先の訃報だったんだよな。
Over The Hills And Far Away
Thunder Rising
Military Man
Days Of Heroes
Where Are You Now?
So Far Away
Empty Rooms
Oh Wild One
Blood Of Emeralds
Out In The Fields
Still Got The Blues
Walking By Myself
Johnny Boy
Parisienne Walkways
オーヴァー・ザ・ヒルズ・アンド・ファーラウェイで始まってスティル・ゴット・ザ・ブルースもやってパリの散歩道がラストっつうこのセットで、生きてたら日本にも来たんだろうなあと思うとほんとに残念だ。

きょうはジョージ・ハリスンの10回目の命日でラジオじゃジョージの曲がかかりっぱなしだけど、ジョージにしてもゲイリー・ムーアにしても50代で死んじゃうってのは悲しい。いや人間いくつで亡くなったって悲しいのは悲しいんだけど我が身を顧みるというか自分の年齢と引き比べるというか、おれみたいなモンだってあと3年かそこらで死ぬんだとしたら、それはやっぱなんというか、まだもうちょっとなんとかなりませんか、うんと長生きしたいとは申しませんからせめてあと10年くらいは神様、みたいなさ。

ゲイリーは心臓麻痺が死因と発表されてたけど、来日時の本人見たときもこのカヴァーフォト見てもかなり太りすぎで、これじゃあやっぱ心臓に負担かかるよなあ。もうちょっと節制するとかできなかったもんかなあなんてね。オヤジとしたら他人事じゃなかったりもする。

だけど58歳で亡くなったジョージは痩せていて、死因は癌だった。
それも他人事じゃないけどさ。

おれが後楽園のライヴに行ったのが2010年4月27日。
このモントルーのライヴの記録は、その年の7月6日。
2011年2月6日没。享年58歳。
ジョージよりちょうど10歳若い。

いかんなー、なんでこう湿っぽい展開になったんだ。
もうおしまい。
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by god-zi-lla | 2011-11-29 10:38 | 常用レコード絵日記 | Comments(0)