神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

どーしてもメン類になりがちではあるおひとりさま夏の昼メシではあるんだが

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しかし暑いうえに目と鼻の先で家の新築工事が始まってしかもそれがRC4階建てだもんだから、朝の8時きっかりからコンクリートの基礎打つ重機のンゴゴゴンゴゴゴって重低音を含むウナりが夕方5時まで続いてとてもウチにいられないんだ。

もちろん窓閉めてエアコンつければそうでもないんだろうけど、
そんなバチ当たりはしたことないのでしない。

こちとらも掃除でもしてりゃあダイソンの掃除機ってけっこうな騒音撒き散らしてくれるから、うりゃあどーだこっちも負けねえぞうズガガガガガなんて捻り鉢巻きで頑張っちゃう日もあるんだけど、まあ毎日毎日掃除してたって仕方ないしねえ。

あ、捻り鉢巻きしないと汗が床に落っこちて掃除のジャマなんだよ。けっして言葉のアヤなんかじゃなくってホントに捻り鉢巻きで掃除してんです。

そんなわけできのうは掃除の日じゃなかったので午前中から映画館に避難したんであった。
まあ未来永劫基礎打ってるわきゃないでしょうから、重低音もあと数日だとは思うんだ。
だからたまには映画館に避難するのもいいかなと思ってリンカーン弁護士見てきた。

リンカーン弁護士 vs. キャデラックレコード

いやまあべつにその…。へへへ。
いまふとアタマに浮かんだだけで意味ないす。
忘れてください(笑)

まあそんなわけで暑さの夏の昼はついメン類にかたよってしまいがちではあるんだよな。

たまたまジェノヴェーゼはすり鉢のまま食うという横着が裏目に出て大失敗だったが、おれだっていつもいつも失敗してクソまずい昼メシを食ってるわけでもないんです。

ただね、昼メシのために買い物してくるわけじゃないからさ。
そのとき冷蔵庫やなんかに残ってる材料だけ使ってデッチあげるわけですから、あとアレがあればコレができたんだけどなあってことはけっこう多い。つか、そういうケースばっかりといえないこともない。

蕎麦があって油揚げが1枚あってネギの切れっぱしがあって、冷やしきつね蕎麦なんてのはどうかなと思ったんだがここ何年も蕎麦屋で冷やしきつね蕎麦なんてものを食ったことがないもんだから、あれにはいったい何が油揚げ以外に乗っかってたんだか思い出せない。

で。

魚焼きグリルで筒切りにした白いネギと油揚げをこんがり焼いた。
油揚げは焼けたのをざくざく切って焼けたネギといっしょに茹でた蕎麦に乗っけた。
それから薄めたそばつゆをざざぁーっとかけまわして薬味のネギを散らした。

蕎麦屋で出す冷やしきつね蕎麦ってのがこういうのじゃないのは知ってるけどさ。
さくさくした油揚げと焼いて甘みの出たネギの取り合わせも悪くなかったな。
できたらもう少しネギ欲しかったけど、これしかなかったから仕方ない。

そばつゆは自分で作り置いてあったやつで、これはほとんどまったく甘みのない昆布とカツオの出汁に醤油と酒だけで作った非常に無愛想な味のそばつゆなんだけどさ。ちょっと前まではすこしだけ甘みも加えたのを作ってたのをこういうふうに作るようにしたら、元々そば食う以外にも使ってたのがさらにいろんな使い道が増えるのに気づいてそうするようになった。

たとえばこのそばつゆに酢と砂糖を足して水で少し薄めたのに揚げ茄子を放り込んで冷蔵庫で冷やしてやるだけで、この季節涼しげなおかずが1品増えてうれしかったりするわけだ。

それはともかく、この自己流冷やしきつねには取って付けたような旨味みたいなのはあんまりないけど、ストイックというか質素倹約的というかやせ我慢的というか、俗を離れたというか、大げさに言えばそういう味の「冷やしきつね」になった。

それにしてもあれだよ。こういう、なんつうか、あんまり持って回ったようなところのない味の食い物が日に日に好きになってくるような気がする今日このごろなんだけど、もしかするとそれは勤め人を辞めて外食の機会がうんと減ったおかげかもしれない。

それはとてもいいことだと、自分では思ってるんだけどね。
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by god-zi-lla | 2012-07-26 06:37 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)