神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

おひとりさまの昼メシは残りモノの羊カレーの夢を見るか(見ねーよ)

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おとつい作った羊のカレー。

んー。マトンとかラムとか書かないとなんかカレーが村上春樹の世界だ。
羊のカレーをウチで作ったのはこれが初めてだったから、ちょっとした冒険すかね。

しかしインドでいうマトンのカレーってな、たいがいヒツジじゃなくてヤギなんだってね。
だったらかなり臭いがキツそうだけどスパイスがなんとかしてくれてんだろうな。

ところがうちの近所じゃヤギどころかマトンだって売ってなかったので肉はラムちゃんです。
んー。ラムちゃんつうとまた別の世界に行ってしまいそうだぞ。

さて、ラムちゃんといえばあなたにとって、
うる星やつら
それとも
アグネス・ラム
ちなみにおれは両方です。
いいの、いいの。そーゆー世代ですから。

いやそんなこたどーだっていいんだがじつは晩メシにヒツジのカレーを食ってみたくなったんだけど、レシピがよくわかんない。ネットで検索してもいまいちハカバカしい結果が出てこないんだよな。んー、やっぱヒツジのカレーってあんまり日本人の好みじゃないのか、おれといっしょで肉売ってないから作ろうにも作れなくてなじみが薄いのか。

レシピつうよりも、ようはヒツジのカレーにインド方面の方々はどんなスパイス使って作っとられるんだろうかというのを調べたかったんだけどなんとなくよくわからない。

スパイスと材料はけっきょく、ふだんカレー作るのにごくふつうに使ってるパプリカとターメリックにクミン・シード、それに生のニンニクとショウガをみじん切りにしたやつ、あとお決まりのトウガラシとガラムマサラ。それからトマトにタマネギにラムちゃんに油と塩と水。

チキンのカレーなんかだと、いつもなるべく煮込まないよーに煮込まないよーに気をつけて手早く作ってるんだけどヒツジの肉はなんとなく固そうだから、柔らかくするためにある程度は煮込まなきゃいけないだろうと思って50分くらい煮込んでみたんです。

ほら、なんていうかさ。西洋料理っぽいカレーって煮込んで煮込んでスパイスやら材料やらの味わいが混沌と溶け合ってひとつになって、ようするに「それがウマいんだ」ってことになってるじゃんか。そもそもスパイスをあらかじめ混ぜ合わせたうえで貯蔵して「カレー粉」ってやつにしてあるわけだし。

よーするにインド系のひとたちが作るようなスパイスの香りも味も混じり合う寸前で立った状態のヒツジのカレーを作ってみたかったんだよ。

それがどうも案に相違してたぶん50分も煮込んだせいだと思うんだけど、けっこう西洋料理っぽいカレー方面に振れてきてしまったんだった。

いやしかし、それがじつはですね。
自分でいうのもなんなんですが、かなりウマいカレーになっちゃった。
思ったのと方向性がじゃっかんズレてるのに、困ったことにウマいんだ。
西洋料理っぽいったって洋食カレー方面から見たら、まだかなりインドだし。

つぎ作るときはどうするといいかな。
羊肉はスパイスのなかで煮込まないで別に圧力鍋とかで柔らかくしてからブチ込むってテはありそうだな。それだったらスパイスの味と香りが立ったまま仕上げられるのかもしれない。

いやしかしこれはこれでけっこうウマかったんだから、これがおれ式ラムちゃんカレーつことにしてくのも悪かないよなー。だけどその前にインドのひとはホントはどういうスパイス使ってヒツジのカレーこさえるのか、それも調べなきゃいかんとも思うしさ。

だけどアグネス・ラムっていまどうしてんのかなー。
たしかおれとトシいっしょくらいだよなー。
あんまし見たくねーかなー。

なんて、
昼メシひとりで食いながらウダウダウダウダ考える毎日なのであった。
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by god-zi-lla | 2012-08-09 18:32 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)