神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

中秋の名月にはビールってのもな

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ぬあんてお題を掲げてからたしかめてると、去年は12日だったのが今年の中秋の名月は30日なんですってね。んー、よくわからんが、そんなに動いちゃうもんなんだな旧暦と新暦って。またひとつ勉強になった。天地明察、なんのこっちゃ。

とにかく秋なんだからいつまでもだらだらビール飲んでないで酒だ酒だ酒だ。
酒持ってこーい! なんでございますね。

夏の暑いさかりになると酒の消費量がぐんと減っちゃうのは、暑いと酒なんか飲んでらんない気分になるからじゃ決してないんです。気分としたらいつだって酒飲みたいの。

だけどこう暑いとついビールをんぐんぐごくごく飲んでしまうもんだから、しぜん胃袋に酒が入るスキマがなくなっちゃう。おれのばやいはもうそれだけのことなんだ。酒にはなんのツミもありません。

だからここにきてようやく厳しい残暑にも先が見えてきたもんですから、ビールの量が減ったぶんお酒の量がきっちり増えてまいります。

そうすると1升瓶の在庫3本しかも当然ながら3本とも開栓ずみですから、ちょっと先が心許ないんだな。右の神亀なんかもう三分の一くらいしか入ってないし。これはもう飲み出したらあっちゅうまになくなっちゃう。

まんなかはいつもお世話になってる徳島の酒屋さんから求めた奈良県宇陀市、久保本家酒造というところの「生酛のどぶ」22BY。いわゆる活性にごり酒で、見かけがどぶろくっぽいから「どぶ」と名前つけたんでしょうけど、ホントはどぶろくと普通売られているにごり酒はちょっと違う。

しかしまあなんだな。言ったら悪いんですけど、こういうネーミングとこういうラベルのオヤジ臭いデザインがヒトビトを日本酒から遠ざけてる一因じゃないかと思わせる、これはその典型みたいなラベルと名前すね。

だけど、うまい。
活性にごりだけど一年寝てるから落ち着いてるし甘すぎず辛すぎず、開栓して10日くらいたったんだけどさらに落ち着いていい感じになってきた。度数は18度あってよく回るし(笑)

それから左はいまやウチの台所の酒置き場の常連になってる広島の竹鶴。
こんかいのやつは我が家じゃ珍しい精米歩合50%の吟醸酒だけど、あの気分悪くなるような過剰な吟醸香はぜんぜんなくてやっぱり竹鶴だなあっていう強烈な味わいだな。

ラベル的にいうと古いタイプとしてはこのくらいのあたりがいいとこじゃないっすかね。
地味で整ってて、ちょっとだけアタマ良さそうにみえるラベルつか。

神亀のラベルは全国に轟く令名と味にくらべると、ちょっとコレはねっていう感じがする。
1個1個のパーツがどうこうってより、全体のバランスがどうなってんですかこれ。

まあ酒の1升瓶というのは徳利に移すなり片口に移すなりして食膳に供するのが前提の実用一点張りの容器として長年使われてきたんでしょうし、大きさからいったって今後もそれは変わらないんだろうからデザインとしての美しさっていうのは食膳にそのまま乗せられる4合瓶あるいはそれより小さいボトルで追求すればそれでいいんでしょうけどね。

だけど4合瓶なんてまだるっこしくて買っちゃいられない(それに割高だし)飲んだくれなおれとしちゃあ、1升瓶のラベルの世界にもう少し面白いデザインが増えてくれればなお一層酒飲むのが楽しくなるんじゃないかと、ちょっと思ったりすることもあるんです。

それはともかく、これじゃ酒足らないから買ってこなくちゃ。
中秋の名月までに。

ちなみに奥に写ってんのはStudio 2aの後ろ姿です。
うふ。
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by god-zi-lla | 2012-09-12 11:47 | 酒だ酒だ酒だ酒だ | Comments(0)