神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

ジュリア・ロバーツのイジワルな女王様(白雪姫と鏡の女王)

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これはね、もうジュリア・ロバーツが
鏡よ、鏡、世界でイチバン美しいのはだーれ?
っていうのを予告編で見て、うひゃあこれはぜったい見なくちゃと思ったのでした。

いやあ、じつに楽しそうに演ってんだジュリア・ロバーツが白雪姫のママハハを。

王様をたぶらかして殺し民百姓から搾り取った税金で浪費のかぎりを尽くし、ママコの白雪姫を18年間幽閉したうえ「その顔見ただけで、ムカツクんだよねアタシ」(そのとおりに言ったわけじゃないけどフンイキねフンイキ)とか毒づいたりする黒魔術をあやつる悪い女王ってのをジュリア・ロバーツがやるわけね。

これでオスカーは取れないだろうけど、座布団1枚くらいは是非あげたいです。

それとさ、おれ全然知らないで見に行ったんですけど白雪姫をやってるリリー・コリンズってフィル・コリンズの娘なんだってねえ。いやあー(っていうと、だいたいフィル・コリンズのあのアタマを思い浮かべてたりするわけではあるんだが)。

はっきり申し上げてヘンにカワイイ。つかヘンなカワイさ。
(フィル・コリンズじゃなくて娘が)

なんていったらいいんだろうな。
ディズニーアニメ的なカワイさをカリカチュアライズしたようなカワイさ、
っていう感じかな。

うちの奥さんに言わせるとリリーちゃんのこの太い眉毛はオードリー・ヘプバーンを意識してるんじゃないかっていうんだけど、おれに言わせるとこの太い眉毛は断然クレヨンしんちゃんを意識してますね。ちがう? そうかなあ。

筋立てはディズニーの白雪姫とも、もとの民話とかグリム兄弟の残酷童話の路線とも似てるようで違ってるんじゃなかろうかと思うんだけどよくわからない。とにかくコリンズ娘の白雪姫は意外なオトコマエで七人のこびとの指導のもと(!)村人のために勇ましく戦いママハハの差し出す毒リンゴにもオトコマエな態度に出たりするんだ。

あと白雪姫っちゃあ付き物の(申し訳ない言い方だな)王子様。

どっかで見た役者さんだなあと思って考えてたら、あーそうそう。デカプリオがFBI長官フーバーをやったブキミな映画「J.エドガー」で、FBI副長官にして長年フーバーの愛人だった男をやってた人だった。

それがこんだはオトコマエな白雪姫の相手役で、ジュリア・ロバーツのママハハに犬用の惚れ薬を飲まされてアタマんなかが犬になったりするけっこうチャラい王子様だもんなあ。本人的にはどうなんでしょうね。って余計なお世話ですけど。

どっちにしてもこの映画は第一にジュリア・ロバーツ演ずるイジワルな女王さまを見る映画で、第二にリリー・コリンズ演ずるオトコマエにしてカワイい白雪姫を、へえーこれがあのフィル・コリンズの娘かあーと(あのアタマを思い浮かべながら)鑑賞する映画です。

いやーじつは前回映画のことブログに書いてから何本も見てまして、ほかにもっと話題作とか立派な作品とかふつうだったらそっち書くだろってのばっかなんですけどね。そういうのは映画としたら面白くって見応えもあっていいかもしれないけど、面白がってブログ書くための材料としたらちょっとアレだもんですからね。

ちなみにいちばん最近見たのは「映画と恋とウディ・アレン」つうドキュメンタリー映画です。
ダイアン・キートンがすごくかっこいいオバチャンになってるのが印象的な映画でした。

ウディに初めて会ったときに一目惚れして、絶対このヒトを落としてやろうと決心したってインタビューに答えて語るところがじつに楽しそうでよかったねえ。



追伸:この白雪姫は石岡瑛子さんの遺作だということで衣装は主役からチョイ役まで見事!
Commented by ihiga at 2012-11-19 18:14 x
ロックスターの娘で女優と読んでリブ・タイラーを思い出しました。最初に彼女を観たThings That You Do (放題:すべてあなたに)画でこんな美女があのスティーブの娘?とビックリしたのですが、よく観ていると口元がなんとなくお父さん似なのでだんだんと2人の顔が重なってきました(笑)
Commented by 宗助 at 2012-11-19 20:54 x
私は奥さんのご意見に賛成で、スクリーンに登場したお姫様を見た途端、「アン王女」のパロディか、と思いました、眉毛だけでなくヘアースタイルとかメークアップの感じとかも含めてね

前作のトムハンクスと共演した「幸せの教室」といい、この作品といいジュリアロバーツは変わった作品に出ますね、としか書けないのが残念
Commented by god-zi-lla at 2012-11-19 22:43
ihigaさん。
関係ないんですけど先週エアロスミスのCD聴いたばっかりでした。

リブ・タイラーって知りませんでしたが(『アルマゲドン』は見たのに覚えてない)、いま写真みたらスティーヴン・タイラーと口元がなんとなくどころか、そっくりじゃないですか!(笑)

それにくらべるとリリーとフィルはそこまで似てないですね。
お父さんも昔はかわいかったのかなあ(笑)
Commented by god-zi-lla at 2012-11-19 22:59
宗助さんはご不満のようですが、おれは結構楽しんできました。
もしかすると物心つき始めた子どもたちのために、わかりやすい映画のわかりやすい役を引き受けてるんじゃないんでしょうか、ジュリア母さんは(笑)

それはそうと土曜日、アルゴ見てきました。
たしかにこれは見事な快作ですね!

派手なシーン、派手な展開があるわけじゃないのに最後まで目を離せない展開がすごいです。

ただアメリカが中東アジアでなにをしてきたか、いまもなにをしてるか、なんてことを考えると素直に拍手喝采できない映画でもあるのがフクザツなとこですが。

大使館のシュレッダーにかけられた書類を子どもたちを動員して復元しているというのを当時ニュースで見て「やるもんだなあ」と思ったのをよく覚えているのですが、アレがコレだったわけですね。
Commented by 都城S at 2012-11-21 00:31 x
監督はターセムですね。
ターセムといえば『落下の王国』(原題: The Fall)は見ました?
衣裳デザインはやはり石岡瑛子。
とっても美しい映像と壮大でファンタスティックな物語。
ベト7の二楽章も効果的。
大好きな映画です。また映画館の大画面で見たいなー。
Commented by ノイ at 2012-11-21 01:07 x
コリンズの親父は子役でオリバーに出てました。エキストラみたいでしたけど。別にかわいくはなかったです(笑
リリーちゃんはあの親父の娘なら上出来ですねえ
ゲジ眉流行るかもです。
Commented by god-zi-lla at 2012-11-21 09:53
都城Sさん、こんにちは。
「落下の王国」未見です。さっきYouTubeで予告編見ました。
これは機会があったらぜひ劇場で見てみたいですねえ。

単純なファンタジーじゃない設定なのも、見る気にさせますね。
検索してみましたが、いまはどこの映画館でもやってないのが残念。
Commented by god-zi-lla at 2012-11-21 10:01
ノイさん、どうもです。
スモッグ、大丈夫ですか。

なるほど、おとうちゃんも昔は俳優志望だったわけですか(笑)
こういうこと言うとナンですけどプログレ系の人たちって、モトモトみんな芝居がかってるっていうか、気のせいですかね。
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by god-zi-lla | 2012-11-17 07:12 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(8)