神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

銀座でお野菜ショッピング、今回の収穫は山形の薄皮丸茄子

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おとついは妙齢の女性ふたりと銀座の裏通りで焼肉宴会をして焼酎しこたま浴びてへべれけになり、きのうはその二日酔いが収まらぬまに湯島でカレーをビールで流し込んだりしたもんだから胃がイガイガと異議申し立てをしている雨の日曜朝なんであった。

なのでせめてさわやかな食い物について先週の記憶をば胃ぐすりがわりにせん。

その焼肉宴会の前の前の日は虎ノ門のかかりつけの歯医者終わってとぼとぼオクトーバーフェストの始まってる日比谷公園づたいに銀座1丁目、外堀通り沿いにある沖縄わしたショップへ入ってゴーヤー、シカクマメ、ササゲ、豆腐、スパムなど買ってから中央通り方向へ今度はおいしい山形プラザへふらふらと入って見つけたのがこのちっこい茄子だったんでした。

この沖縄から山形わずか徒歩3分の小旅行ってのがいいでしょ。

だいたいね。山形県の野菜はどれ食ってもうまい。いや野菜にかぎらず果物はもちろんなにを食ってもうまいしいろいろと種類も多い気がする。なんつうかこう、そういう方面にかんしてはとにかく豊かだなあといつも感心しちゃうもんだから、きっとこいつもうまいに違いないと信じて一夜漬けにせよとPOPに書いてあるのを確かめてから写真の青いトウガラシも一緒に入ったのひと袋、ちょっと高いような気もしたが680円で求めて持って帰った。

数えてみるとこのちっこいのが30個くらい入ってた。そのほかに青唐辛子が2本。ようするにこいつを一緒に漬け込みなさいってことなんでしょうね。

でまあ、とりあえず一夜漬けのほうはあとで調べてやってみるとして10個ばかりぬか床にも埋め込んでやろうとガクのところを少しむしって洗いながら、もしかして大阪の水茄子みたくそのまんま食えたりするかなと、なかのひとつを半分に切ってそのままかじってみたけど水茄子ってのはやっぱり非常に特別な茄子なんだろうね。まあ、ああいう茄子はあれひとつでいいや。

それからなにか特別な一夜漬けに地元ではしてるんだろうかとネットで見たところ、これがまたずいぶんたくさんヒットするんだ。なるほどこりゃあきっと地元じゃ当たり前の野菜ってことなんだろうな。そして検索の結果漬け汁はどれもたいがい水と塩と砂糖とミョウバンを煮たのを冷まして一晩漬けろとあるだけなので青トウガラシも加えてそのとおりに漬けてみたんでした。

そして翌日の朝メシ。
ひと足早く漬け込んだぬか漬けと本当にひと晩漬けだだけ(8時間くらい)の一夜漬けを食ってみたんですけど、こいつがどっちもパリっとしてとてもうまい。一夜漬けもすごくいいけどぬか漬けだってぜんぜん負けてません。おれはちょっと古漬けになったあのややグニっとした感じの茄子だって決して嫌いじゃないんだけど、この元気なざくっとした歯触りってのがまた格別な感じでとても気に入っちゃったのだった。

近いうちに銀座へ出たら山形に寄ってまたこいつを買い求めることにしよう。
そうだ、ついでに山形から徒歩3分の沖縄にも寄って野菜パパイヤつうのも買ってこよっと。
Commented by ハルズ at 2013-09-15 13:31 x
>山形県の野菜はどれ食ってもうまい。
 そういう方面にかんしてはとにかく豊かだなあ...
私も出張に行く度に、同様に感じていました。そにかく、安い店で食べても米が美味い、野菜は美味い。
豊かだな~。
秋田、岩手もそんな感じですね。
北の国は、昔は貧乏、今は豊。不思議です。
Commented by god-zi-lla at 2013-09-16 09:26
ハルズさん こんにちは。
台風がすごいことになってきました。

山形県もほかの東北各県と同じように地域が別れていて、全県で親しまれてる食べものとそうでないものがハッキリしてるようですが、ヨソ者としてはすべてひっくるめて山形の食い物はウマい! っていう印象です。

銀座は最近あちこちの県がアンテナショップを出してますが、正直言っておれは店先でアイス売ってたりするようなとこに全然興味ないんです(笑) アイスとか名産のお菓子とかは旅先で買ったり食ったりすりゃいいんです。

それよりもこの山形や沖縄の店のように野菜などの生鮮品を売ってるとこのほうが断然楽しい。そういうものを買って帰って、その日の晩メシに食うなんてのは地元のひとの次くらいにシアワセになれそうな気がするんですね。
Commented by ピピエコ at 2013-09-16 18:03 x
山形出身としては嬉しい限りです。
これは民田茄子ですね。山形の夏は、やたらに茄子漬けを食べますからね。からし漬けを研究してみて下さい。
Commented by 宗助 at 2013-09-16 20:49 x
今回の文章でもそうですが、ゴジラ兄は何時も一昨日のことを、「おとつい」と表記されるように拝見しますが、話し言葉でも「おとつい」とおっしゃいますか。
私も関西にいた時には訛らず正しく「おとつい」と言っていたのに、上京してからというもの、標準語はこちらだという事でいつとはなしに「おととい」を使うようになり、今では「おとつい」というとなんか変な感じがするようになってしまいました。書くときはいずれにしても「一昨日」と書くから、どちらでもいいんですけど。

私もゴジラ兄にならって喋るときは昔のように「おとつい」、書くときは思い切って「をとつひ」と旧仮名遣いで書いてみるかな(笑)
Commented by god-zi-lla at 2013-09-16 21:55
ピピエコさん ご無沙汰です!

そういえば山形で茄子の辛子漬けをよく食った覚えがあります。
一夜漬けよりも手がかかりそうだけど、あれもたしかにウマい!

こんどチャレンジしてみます。
Commented by god-zi-lla at 2013-09-16 22:07
宗助さん こんにちは。

んー、「おとつい」って話し言葉でも言ってますね。だけど「おととい」も言います。もしかすると相手次第かもしれない。親しい人には「おとつい」で仕事なんかの付き合いだと「おととい」。

あんまり、というか全然考えたことがなかったんですが「おとつい」って関西の方言でしたっけ。いまのいままで、たんに「おととい」のちょっとくだけた言い方が「おとつい」だと思って使ってたかもしれません。

声に出すと「おとつい」のほうが発音しやすくて、「おととい」のほうがベロが絡まるような感じになりませんか? ううむ、そういうことじゃなかったんだ。

もしかすると長い間、ウチのなかで両親(ふたりとも神戸生まれの神戸育ち)と話しをするときは関西弁まじりで、それ以外だと標準語で喋ってきたっていうのが大きいかもしれません。

意外なカルチャーショック(笑)
Commented by 宗助 at 2013-09-16 22:23 x
まあいまやどうでもいい事なんですけど、念のため確認しましたが、「おとつい」という言葉の出どころは、「をとつ」、「をと」は「オチ」遠の古い形で、「つ」は、沖つ白波なんかの「ツ」ですから「の」の意味で、遠くの、という意味になります。「い」は旧仮名遣いでは「ひ」ですから、「遠くの日」というのが語義なんだそうです。ところがこれが、関東の人には言いにくく「おととい」と訛って使われるようになり、それが標準語となって、我々「おとつい」族は方言を使うのいう汚名を着せられ(笑)肩身の狭い思いをするようになったようです。
だから、ゴジラ兄は発音の点では正に西日本系の血筋を受け継いでおられるという事になるのかな。
Commented by ihiga at 2013-09-17 04:25 x
熟していない青い(というか緑の)パパイアの油炒めは美味しいですので是非試してみてください。
Commented by god-zi-lla at 2013-09-17 08:34
宗助さん。

をとつひも きのふもけふも みつれども あすさへみまく ほしききみかも

なるほど、万葉集のこれですね。

これからはもっと自信持って使います「おとつい」(笑)

Commented by god-zi-lla at 2013-09-17 08:39
ihigaさん こんにちは!

なるほど、あれは炒めちゃうんですか。
ふつうのパパイヤの熟してないやつなんですね。

ありがとうございます。やってみます。
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by god-zi-lla | 2013-09-15 10:07 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(10)