神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

ホントにひさしぶりにイチゴジャム作った

ホントにひさしぶりにイチゴジャム作った_d0027243_15342774.jpg
昨年初夏のころ羽釜で炊きあがって粗熱が取れたばかりの出来立てを引き取って、ウチに帰るや保存容器に小分けにして冷凍したのをチマチマと出しては食っていたStudio K's特製の飛びっきりなマーマレードがついに底を突いてしまったので、ひさかたぶりにちょうど出鼻の小粒のイチゴを買い求めてジャムを作ったんでした。

おととしはそのマーマレードを3キログラム買って同じように冷凍保存してたんだけど、翌年新しいのを山本さんが作り始めてるのにウチではまだ前の年のやつを食べててさ。んーむ、出来立てを素早く冷凍して1年通しておいしいのを楽しんでるのはいいんですけど、つぎの年のが食べられるようになってまだ去年のを(味はそれほど落ちてないとはいえ)食べてるのってやっぱちょっとヘンだと思ったもんだから2013年は2キロにしたんだよな。

そしたら春を待たずにせんだって最後のひと匙をヨーグルトに垂らしたら終わってしまったのだった。当たり前ですけど。

でね、これじゃあ春まであんまり淋しいもんですから、ことしのマーマレードの生産が始まるまでのツナギに苺のジャムを作ることにしたわけです。たぶんここ3年くらいジャム作ってなかったんじゃないかな。とにかくひさしぶりにたくさんのイチゴと砂糖を煮詰める、なんともいえない香りが台所といわず家のなかじゅうに漂ってね。いやー、こういう甘くてやさしい味のするものをこしらえてるとこっちの顔までふにゃふにゃユルんでくるような気がするよ。

出来上がったジャムはとにかく甘いです。
甘くなかったら日持ちがしないから砂糖はしっかりイチゴの重量の50パーセントを切らないようにしてる。だからすごく甘い。甘いけど砂糖以外にはイチゴが入ってるっきりだから(少しだけレモン汁も入ってるけどね)、甘いなかにかすかな酸っぱさの残る、なんというかこれ以上単純な味のイチゴジャムというのはないだろうという味になっている。

それで、これをほんのちょっとだけヨーグルトに垂らしたうえスプーンでぐるぐるかき混ぜたのを掬って食べるとか、小さく切ったパンの端っこに少しだけ乗っけてひと口で食ってしまうとか、まあそういうふうに食べてこれから春を少し過ぎて新しいマーマレードの季節が来るまでのロングリリーフなのだった。

写真のパンは自分で焼いたんじゃなくって近所のメゾンカイザーで買ったソバ粉入りのパンです。こういうおいしいパンを遠くまで行かなくても買えるのはホントうれしいよ。しかもベラボーに高いわけじゃないし、味と手間を考えたらむしろすごく安いんじゃあるまいか。

まあ自分で焼いたパンに自分で作ったジャムのっけて食うってのは格別なんですけどね。
せっかくジャムができたんだから、小麦粉こねてパンも焼かないとな。
名前
URL
削除用パスワード
by god-zi-lla | 2014-02-18 15:34 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)