小茄子の辛子漬けの続き
2014年 09月 13日
さて辛子漬けの素に辛子粉をどうしてやるかだが、あんまりトンでもないことになってもアレだからとりあえず辛子漬けの素におおよそ1割くらいの辛子粉を足してやり、ほんのわずか塩気も足したほうがいいような気がしたので小さじ半分ほどの塩を加えてみた。この状態で小茄子全体がかぶる程度の水で溶いて漬け汁にした。それからふだんあんまりやらないんだが、今回はハナっから写真撮るつもりでもあったのでミョウバンで小茄子をざっと揉んでから漬け汁をジップロックにいれて小茄子を放り込んだんでした。
それから1週間ほどたって引き上げたのが写真です。引き上げてから食べやすいように二つに切った。漬け汁から引き上げて洗わないので表面に付いてるツブツブは辛子粉です。ちなみにこの写真をおれのMacBook Air 13inch Late 2010で見れば、だいたい実物大って感じ。
いやウマイ。じつにおいしい。この、なんちゅうかほのかにツンとくるかこないか程度の辛子の風味が、小茄子のコリコリした歯触りとまったく絶妙の相性としか言いようがないんだよな。次回もうわずか辛子粉を足したらどうかと辛いもの好きのおれは一瞬思ったりもするんだが、いやいやこのあたりの奥ゆかしい感じがじつにいいんじゃあるまいか。これ以上辛子の存在感が増してしまうとキオスクで買う土産物のような、いかにも辛子漬けですよというようなあざとい味になっちゃうかもしれない。
ところでこの小茄子(辛子漬けじゃなくてナマのね)を味噌汁の実にもしてみたんだ。するとこれがじつにヨロシイの。べつになんのヘンテツもない煮干しの出汁のなかで小茄子を少し煮たところに味噌を溶いただけの味噌汁だけど、やっぱりこの独特の歯応えがたまらないね。茄子の味噌汁というのは嫌いじゃないんだけど、どうしても茄子そのものがクタっとしがちだからパッと作ってサッっと食わないとおいしくなかったりする。しかもきょうび九州あたりのデカいナスビなんてどういうものか、あれがハヤリなのかちょっと火を通すとあっという間にテロテロになってしまって、精進揚げだろーが焼き茄子だろーがあれじゃあちいともよろしくない。況や味噌汁に於いてをや。おれとしたらもう今後味噌汁の実には山形の小茄子以外入れたくないってくらいのもんである。
つうわけで、おれの山形産小茄子への愛はさらに深まったのであった。
by god-zi-lla
| 2014-09-13 08:16
| 食いモンは恥ずかしいぞ
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