神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

かなり黒っぽいカンパーニュ

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強力粉170g
ライ麦粉54g
グラハム粉26g
水180g

写真撮ることなんかすっかり忘れてばくばく食ってたら、これが最後のひとかけなのであった。

強力粉以外のコナの含有比率が過去最高、かな。強力粉175グラムにライ麦粉75グラムまではやったことがある。ここまでくるとさすがにライ麦の香りと風味が思いっきり前に出てくる感じ。だけどこのライ麦のちょっと酸っぱいような味わいがすごく好きなんだよ。行ったこともないヨーロッパのイナカっていうイメージ。カンパーニュって名前にするならこのくらい色浅黒い田舎娘のほうが似合うだろと自分では思ってるわけだ。

基本的におれは、お米も食わずにパンだけ囓って愛国とかウヨクとか調子こいてホザいてんじゃねえー!ってくらいのゴハン党左派(なんのこっちゃ)ですからそれほど日常的にパン焼いてるわけじゃないんだけどさ。ここんとこ自分でパン焼いて食うんだったらこういう普通のパン屋さんじゃ焼かないようなのを焼いて食いたいと思ってる。

じつはライ麦粉が少し古くなってきたもんだから残ってたのを全部入れてしまったのだった。54グラムってハンパな分量なのはそのためなの。グラハム粉の26グラムはライ麦粉と合わせて80グラムにしようとしただけの数字合わせ。じつにイイ加減だろ。グラハム粉を入れたのはザクザクしたパンが好きだからで、ザクザクさを出すんだったらまあこのくらいかなって。

ちなみにグラハム粉ってな全粒粉とはちょっと違うらしいんだけど、たんに全粒粉のことをグラハム粉って呼んでる場合もないわけじゃないみたいだな。おれがたまたま使ってるグラハム粉の袋に印刷された説明を読むと「粗挽きの全粒粉」みたいに読めて、なんかさらに定義をアイマイにしてくれている。だけどまあ、べつに生地に混ぜ込んでザクザクしてくれりゃ名前はなんだっていいんだ。ようは「ふすま」入りの小麦粉ですね。

しかしアレです。さすがにライ麦粉とグラハム粉がこの比率で混ざってくると、生地はなかなか思うように膨らんでくはれない。おれの腕が未熟なのはもちろんあるでしょうけど、サフの買ってきたばかりのドライイースト使ってこれだもん。もう少しなんとかしたいキモチはもちろんあるけど、これはこれで悪かないかなと思いながら食うのであった。

さて涼しくなって気候は発酵食品づくりにうってつけの季節になってまいりました。真夏の暑い盛りはなかなかシロートが発酵をコントロールするのが難しいからね。この時期にたくさんパンも焼いて、なんとかウデをあげたいと思う今日このごろなのでした。
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by god-zi-lla | 2014-09-15 08:04 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)