いまの日本、アベがボトルネック


by god-zi-lla

明治座はドタバタと

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この38年前に買ったキヤノンのレンズがなんか面白くて仕方ないもんだからつい持ち歩いて撮ってみるんだけど、ちっともうまく撮れないところがまた癪に障るほど面白くってこういうのを病みつきになるというのだろうな。

芝居見物のときにはいつも双眼鏡(オペラグラスに非ず)を持って行くんですけど、きのうはそいつと一緒に小さなカメラバッグへキヤノンを付けたオリンパスも放り込んで明治座へ出かけたんでした。

写真載せちゃったから芝居にも触れときますが、見物したのは明治座四月花形歌舞伎夜の部「浮かれ心中」と「二人椀久(ににんわんきゅう)」のふたつ。それに幕間も25分と30分のふたつ。

浮かれ心中は井上ひさしの「手鎖心中」を原作にした芝居というんだが、手鎖心中ってこういう話でしたっけ。ずいぶん昔に読んだ気がするんだけど思い出せない。芝居はとにかくクダラナイうえにドタバタである。いやクダラナイのがイケナイわけじゃないんです。いやークダラナかったねえとお客が言いながらも満足顔で木戸を出てきゃいいんです。

主役の勘九郎と菊之助(ほんとのところ菊之助はこういう芝居好きじゃないような気がするけど)がマジメにクダラナイ芝居をしてるところの横っちょで余計なこと(いまふうにいえばギャグ)をさせすぎて本筋のクダラナさが引き立ちにくくなってる。彦三郎や歌女之丞がいかにも歌舞伎らしい芝居でもって主役の芝居を受けてるところのほうがずっとクダラナさを引き立ててたと思う。

なんつうかお客にほんとにサービスしたかったらもうちょっとサービスを控えた演出のほうがよかったって感じですかね。明治座のお客にはこういう感じのほうがいいでしょってタカをくくったとは思いたくないけどさ。

あとはまだ若いから仕方ないのかもしれないけど、萬太郎がもうちょっと頑張ってくれてたらな。登場する場は多くないけどじつはキーパースンつう自覚でもってね。

ところで明治座って、おばあさんがお客のメインなんだけどさ。なんつうか芝居にたいする客席の反応がナチュラルなんだよ。笑うところはウワっと笑いが起きるし、キレイな若女形が登場するとホオーっというようなハァーっというようなタメイキが充ち満ちてね。ときにシャンシャンシャンって手拍子も出るし気取りがなくて約束事に縛られてる感じもないのに行儀が悪いということもない。

これってもしかして明治座のお客さんてのはカブキだろーがサブちゃんのワンマンショーだろーが藤山直美の喜劇だろーが、とにかく明治座に掛かる演し物をハジから見てる人が多いからなんじゃあるまいかってフト思ったりしてさ。なんかこう慣れた劇場で毎月しっかりいろんなものを楽しんでるお客さんが作ってる雰囲気かなってね。

そういう下町の小屋の、何でも積極的に楽しんでやろうっていうお客に甘えてるとは言わないけどね。
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by god-zi-lla | 2016-04-11 20:30 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(0)