神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

「鍋」たけなわ

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いやもう、こう寒くちゃナベしかありませんな。

これは当家に伝わる鍋料理で、名前は「白菜肉団子鍋」だったり「ひき肉団子鍋」だったり、決まった名前がありませんが、まあ読んで字の如くの鍋ですわね。

おれが小学生のころ母親がどこかで覚えてきた料理で、なんとなくルーツは中国東北部の家庭料理かなんかじゃないかと思うんだけど、そんな詮索はどうでもよくてウチではひと冬何回も登場する定番中の定番ですな。

これまた異様に簡単。材料は白菜1個に豚挽肉1キロから1.2キロ。あと長ネギ、生姜、砂糖、醤油。これでふつうなら6〜7人前かな。まあこのくらいの比率ってことだわ。

まず土鍋に適当にきざんだ白菜をどんどん入れて火にかける。砂糖と醤油を適当にドバドバ入れて蓋をしておくと水分があがってきて勝手に煮えてくる。煮えてきたら、そのまま煮えたぎらせておく。

挽肉はじゅうぶんこねてから長ネギのみじん切り1本分と片栗粉少しとすりおろした生姜1片分と醤油少しを入れてよく混ぜて、適当な大きさのハンバーグ状のカタチにする。

こいつをフライパンで焼くが、どうせあとで煮込むから、両面にしっかり焦げ目がつくように焼くだけで中まで火が通ってる必要なし。焼けたはじから煮えたぎる土鍋のなかに放り込んでグツグツ煮込む。焼いてるうちに肉から滲み出してフライパンに残ったアブラも鍋にブチまけるよろし。

よく煮えてきたなと思ったら味見。好みの甘辛に調整。

白菜の芯がくたくたになってきたら食う! 各自土鍋から取り分けてラー油などぶっかけて食う。卓上コンロの必要ナシ。なんとなれば表面に豚のアブラが層をなしているため容易に冷めないから。厳冬期最適鍋。食えば必ずあったまる。真冬でもビール欲しくなること必定。

ただし、白菜が旬になってからでないとこれはウマくないのね。それから豚挽肉はできる限り安い、アブラの多いやつでないと絶対ダメ。これは餃子と同じだな。豚の脂の甘みと白菜の甘みが必要条件なのよ。
Commented by 虎吉 at 2006-01-10 00:04 x
列島は冷凍庫ですな、成人の日も。
いただきましたゴヂラ鍋いや、白菜団子鍋。旨い美味いうまい。

正確にはアレンジなべでして、白菜+キノコ・春菊、合い挽き、トーフです。酒の肴によし、ご飯のおかずによし。小生は、〆にぞーすいに。これまた美味。一駅となりの家での鍋で、先ほど帰宅ですが、まだあたたかいぞ~。白菜がくたくたがたまらん、今度はキャベツもいれよっと。

話変わって、英語でしゃべらないとにジャズピアニストが出演とか。
見損なった……。きれじゃそうな。
Commented by 虎期 at 2006-01-10 00:12 x
大事なことを忘れていました。
ラー油もいいですたしかに。でも、山椒をかけたんです。これがいかった。ほんとびつくりするぐらい。日本酒にも白ワインにもあう。

キモは肉団子の表面をやくということであることは、もちのロン。満願!
Commented by god-zi-lla at 2006-01-10 11:29
ううむ、山椒。
いよいよ中国東北地方っぽい取り合わせですなあ。
たしかにウマそうです。次回やってみます。
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by god-zi-lla | 2006-01-08 17:35 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(3)