寺島茄子
2017年 07月 26日
いまの墨田区東向島のあたりは昭和40年代まで寺島という町名だったんだってね。もともとは寺島村って農村地帯でこの茄子もそのあたりの特産品として名を成したものだったそうだ。
隅田川っぺりだから少なくとも明治維新前後までは土の肥えた良い畑が広がってたんでしょうね。
ただし今度手にした写真のやつは墨田区産じゃなくって、旧北多摩郡のどこか産らしいけど。
おれはこの茄子のことをまるっきり知らなかったんだけど、ネットで検索すれば来歴から復活のエピソード、食べ方に育て方までやたらいろんな情報がヒットするからかなり有名な東京の伝統野菜らしいな。
ちょっと小ぶりで赤紫の卵形をした可愛い姿の茄子で、見てるだけでもなんか楽しい。
ためしにぬか床にも漬けてみたんだが、それよか適当な大きさに切って素揚げにしたのをすぐ南蛮酢につけて少し冷やしてから食ったのがウマい。ぬか漬けも悪くないけど少し皮が固いかな(たまたま漬けたヤツだけの個体差ってこともありそうだけど)。
ちなみにこの品種に限らず茄子を揚げたら南蛮酢じゃなくても、ただ市販のめんつゆを薄めたのに漬けてもいいでしょうし、そこへ酢を混ぜれば南蛮酢のようなものになります(鷹の爪など散らしてね)。
あーそうそう。全然どーでもいいとこへさらにハナシは飛びますけど、その市販のめんつゆに酢を混ぜたところへゴマ油を適当に混ぜ合わせるとこんだはあーらフシギ、冷やし中華のタレのようなモンの出来上がり。どこのオトーサンにも出来ます。
そうやってこさえたタレに素揚げの茄子をブチ込んで冷やしといて、茄子ごと冷やし中華にぶっかけて食うのもまたオツなもんでございます。
それにしても、涼しいモンを毎日食いたい季節だねえ。
寺島茄子はあと4つばかり残ってる。
さてどうやって食おうかな。涼しく。
by god-zi-lla
| 2017-07-26 10:30
| 食いモンは恥ずかしいぞ
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