神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

ELVIS COSTELLO / THE DELIVERY MAN

ELVIS COSTELLO / THE DELIVERY MAN_d0027243_2222827.jpg
どうもこのエルヴィス・コステロって人がよーわからんのね。

弦楽四重奏団と組んでみたり、バート・バカラック集を作ってみたり、ビル・フリゼールと組んだCDもあったかな。
まあどれもこれも脈絡なくて、わかるのは「まーコステロって人は、なんだかんだ言っても歌うのが好きなんだよな」ってことで、まあそれはそれで非常に重要なことではあるけどもさ。

そういや、ぜんぜん歌ってないオーケストラ音楽もあっただろ、なんつったっけあれ。なんの予備知識もなく「あ、コステロの新譜だ」と反射的に買って帰って聴いたら、なんだかガーシュインとバーンスタインとラヴェルを足してで割ったような音楽であせったぜ。

それに、なんとかいう歌手と結婚して(わかってるくせして名前書かんのね)コマーシャル路線に走るのか、なんてことも考えちゃうしね。

まあそんななかで、この1枚はラウドでラフでルーズで間違いなくロックだから最近のコステロ選手のCDのなかではいちばん楽しんで聴いてますな。おれの好きなルシンダ・ウィリアムスが性悪女っぽくガナってるデュオもあるし、ジャケ写どおりギター抱えて、これはおおいに結構。

この路線でやってほしいと思いはしますが、そんなことするわけないので期待してないよ。

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ELVIS COSTELLO & THE IMPOSTERS THE DELIVERY MAN
(LOST HIGHWAY B002593-02 CD)
Commented by ふじのしん at 2006-02-23 12:58 x
こんにちは。コステロは「GET HAPPY」の頃からずっとリアルタイムのファンなのですが、ここ10年位のクロスオーバー的な活動はちょっと自己満足的かなと感じてしまいます。

稀代のメロディメーカーだし、親しみやすい歌いまわしが魅力的なロッカーなんですが、本業?以外の部分はやはりイマイチかなと・・。最近の作品だと「All This Useless Beauty」が良かったです。
Commented by god-zi-lla at 2006-02-23 18:22
ふじのしんさん。
ホントに魅力的なロッカーなんですよね。しかしまあ、ミュージシャンがやりたいこととリスナーが聴きたいものは、往々にしてズレてしまうものですね。
マイルスだって結局、リスナーがマイルスに追いつけないまんま、本人が死んじゃったような感じですし。
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by god-zi-lla | 2006-02-23 09:00 | 常用レコード絵日記 | Comments(2)