秋の工作まつり 年越しちまったぜい(その6)この際カタつけようぜ(その7) 合併号、なんちて。
2019年 01月 11日
そしてとうとうユニットもメデタク取り付けられ背後のターミナルにはスピーカーケーブルが繋がった。ドライヴするパワーアンプはエレキットのKT88シングルなり。BTLアンプもデジタルアンプも左右のグランドが独立してるからヘタするとマトリックス接続すると壊れるかもしれなのでシングルエンドのアンプじゃなきゃいけないらしい。パワーアンプより上流はうちのふだんのステレオ装置です。
いやこれがなかなかケナゲというか、カワイイ音で鳴るのよ。フォステクスの小型フルレンジつうと40年以上も昔FE103を使ったっきりだけど、あれは同じエンクロージュアでユニットだけFE103からパイオニアのPE101に取り替えたときに、なるほど人によっちゃ103はカサカサ紙臭い音がするってのはこういうのを言うのかとパイオニアと比べて初めて気づいた。
そういう感じはこのユニットにはないね。それが技術の進歩というもんなんだろうな。当時のFE103の値段と比べたってこのP800Kはその半分くらいなんだから、考えてみりゃあスゴいことだよ。
だけどまあ8センチつう小口径でハコも小さいし、特殊な結線で総合的な能率も高くないから音量的には限られてるし迫力のある低音なんて当然出ない。なにしろ長岡先生はテレビ用のサラウンドスピーカーとして設計したっていうんだから、あくまでもこっちからスピーカーににじり寄り、コイツがよく鳴らしてくれそうな音源を自分ちの棚やハードディスクのなかから見つけ出して、ときに不思議な感じでさやさやと広がる「音場感」を楽しむスピーカーだな。
で、ふつう考えるとワンポイントマイクでシンプルに録音した音源だと自然な広がり感が出ていいわけで、じっさいそういう録音の例えばヨーロッパの田舎の古い教会で録音された(よーく聴いてると鳥の鳴き声など屋外の環境音も入ってるような)リュートの演奏なんていうのをかけて、耳を澄ませて聞き耳を立てて聴くようにしてみるとこれは案の定いいんだ。
だけどワンポイントマイク録音をウリにしたギター独奏のスタジオ録音CDが意外と面白味がなくて、これはいったいどういうことなんだと思ったりする。
いっぽう意図的に位相をいじってるらしい最近の音楽のなかに、え、なにこれ、みたいなヘンなところから音がきこえるような箇所があったりして(かといって全体がそういう面白さの連続ってわけでもなかったり)、なかなかこれは一筋縄ではいかんなあというか、一筋縄でいかんのはむしろレコードやCDほかヨノナカに存在するいろんな音源のほうかもしれないと思ったりしてさ。
なんていろんな音楽を取っ替えひっかえ面白がって聴き続け、いっときはランサーよりこっちを聴いてる時間のほうが長かったりしたんであった。
まあそれにしてもこの外側の小汚さをなんとかしてやんないとなー。このままじゃそのうち音の面白さよりもガワの小汚さに嫌気がさしちゃいそうな気がするもんだから、いったんユニットを取り外して(ファストン端子接続にしといてよかった)外装を小ぎれいにする作業に取りかかったのが昨年暮れのことなんでした。
でそのまま年末年始で作業中断、なにをするにしても屋外仕事はちょいとツラいしね。かといって室内で表面に紙やすりかけたり塗装したりもできないしさ。
まあ、万が一運良くキレイに仕上がるようなことがあったら自慢たらたらの(その8)もあるかもしれない。
つうわけで(その7)おしまい。
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虎吉
at 2019-01-17 19:58
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ゴジラ殿
こんばんは
そして寒中お見舞いでございます
加えて「祝 お手製スピーカー」です
こんだの上京でぜひお寄りして 拝聴させてくださいませ
「日の名残り」ご覧になりましたね
感想のお話も伺わせてくださいませ
本はあまり記憶にないので再読しなきゃとおもっております
こんばんは
そして寒中お見舞いでございます
加えて「祝 お手製スピーカー」です
こんだの上京でぜひお寄りして 拝聴させてくださいませ
「日の名残り」ご覧になりましたね
感想のお話も伺わせてくださいませ
本はあまり記憶にないので再読しなきゃとおもっております
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god-zi-lla at 2019-01-18 11:42
虎吉さん こんにちは。
いつもブログを参考にさせてもらってありがとうございます。今回の「日の名残り」も全然気づいていませんでした。
それにしてもこれは小説の読後感を裏切らない良い映画ですね。もし映画を見た後で小説を読んだとしても違和感がないんじゃないかな。
上のスピーカーは「聴く」より「作る」楽しみ優先なので、音のほうはそんなに期待しないで下さいまし。
自分で作ると情が移って実際よりも良くきこえるものですしね。
いつもブログを参考にさせてもらってありがとうございます。今回の「日の名残り」も全然気づいていませんでした。
それにしてもこれは小説の読後感を裏切らない良い映画ですね。もし映画を見た後で小説を読んだとしても違和感がないんじゃないかな。
上のスピーカーは「聴く」より「作る」楽しみ優先なので、音のほうはそんなに期待しないで下さいまし。
自分で作ると情が移って実際よりも良くきこえるものですしね。
by god-zi-lla
| 2019-01-11 21:18
| オーディオもねぇ…
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Comments(2)