神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

新幹線に乗ってると見えるあそこは長年夢のまた夢で

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いやー全然時間足らなかった。また行きたい。こんだは歌舞伎見物のついでとかじゃなくて、ここメインに上洛したいもんだ。

一緒に行った奥さんなんて、おれのとなりですっかり呆れ顔だもんなー。しかしこれ以上粘ると帰りの新幹線乗る前に弁当もビールも買えなくなりそうだったから、ありもしない後ろ髪を引かれるようにしてJR梅小路京都西駅へ急いだのであった。

ああアレかと知ってる人もいるでしょうが、大阪方面から上りの東海道新幹線に乗って京都駅に到着するほんのちょっと手前のあたり、進行方向左側の車窓に広い車両基地のようなところが広がってその一番奥、大きな扇型の機関庫とそのカナメのところにはこれも大型の転車台が見えている。

けっこう目立つから、たぶん小学生のころから知ってたとおもうんだな。おれが初めて東海道新幹線に乗ったのは昭和40年、小学校3年生のときのことだと思うんだけど、そのときもう気づいてたかどうかは覚えてない。

たしか70年代の初めころ当時の国鉄がこの機関庫を蒸気機関車の展示館にして、以来たくさんの機関車を動態保存しているわけだ。だからもう、とにかくいつかは行ってみたいもんだと長年思ってたんだよ。

だけどね。京都っつうと、ほかに山ほどこちとらの欲望を刺激するあれやこれやがあるからさ。いっつもアタマのどっかを離れたことがないのにもかかわらず、つねに酒だの芝居だの宗達だの若冲だの先斗町だの祇園だの、目先の欲望にかられて「汽車」を見に行くのが後回しになってきた。

ところが今年にかぎっても京都はこれで三度目だ。来るたんびにいろんなところを歩き、見物し、お参りし、食い、飲み、騒ぎ。そうこうしてるうちに自分の欲望も少しずつ枯れてくるトシになってきた。

そしてついにその日はやってきた。

そうだ、梅小路、行こう。




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C51(お召し列車仕様)


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いやー楽しいなあ。

だけどかつての〈梅小路蒸気機関車館〉はいまや〈京都鉄道博物館〉になって、扇形機関庫(これ自体が重文に指定されてる)のほかにも本館、プロムナードなど各種機関車・客車・電車・貨車の実車を展示する施設が設けられ、いやもうすごいことになってたなんてウカツにも入館券買って中に入るその瞬間まで知りませんでした。こりゃあいくら時間あっても足りませぬ。



to be continued





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by god-zi-lla | 2019-12-22 12:46 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(0)