神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

吉例東京インターナショナルオーディオショーですな(その2)

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それにしても夫婦その他カップルで来場しているお客が増えたように思うんだけどね、ウチもそうですけど気のせいですかね、そんなこともないと思うんだけどね。年齢層にして30代後半くらいから団塊世代の下のほうあたりまでという感じの男女二人連れ。

なんか仲間が増えたようで、わけもなくうれしいよ。そういえば女性だけのお客さんも増えてるような感じだな。ますますもって結構じゃございませんか。

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それはさておき去年も思ったんだけどさ、どこのブースももう少し試聴ソフトの選択に慎重になるというか、なんかもっと戦術的に考えてもいいんじゃないかと今年も引き続き思うんだけどね。

どこのブースだったか忘れましたけど(ホントは覚えてるけどさ)、解説してたオーディオ評論家がかけたのがムソルグスキーの「禿山の一夜」の原典版、一般的なリムスキー・コルサコフ編曲じゃないやつね。こういうのかけられると耳は曲の珍奇さのほうへ引っぱられちゃうよ。そのうえこの原典版てやつが非常にバーバリスティックな響きのする曲だから、そのときデモしてた機種の印象までそっちに引きずられがちになるもんな。絶対プラスに働いてないね。

大場商事のブースでウィルソン・オーディオのSYSTEM 8を聴いたとき、ちょうどジャズのピアノトリオが鳴ってたんですけど、最初はなるほど世評も高いウィルソンさすがですなと思って聴いてたらベースソロが始まった。

これがなんというかウッドベースの音とは思えない音。狭いクラブのPAなしの至近距離でも、ライブハウスでも、デカいホールでもああいう音は聴いたことないというような一種異様な音。低弦の音程もきっちりきこえるし演奏ノイズもききわけられるけども、音色はウッドベースじゃない何か未知の楽器。

これだってさ、たぶんウィルソンのせいじゃないと思うよ。デモでかけてたCDのせいと信じたいね。しかしそういう脳内補正をかけて聴くのはおれたち客の仕事じゃないよ。まあ「あれは世に名高いウィルソンなんだから、きっとソースのせいだ」と先入観で判断しましたけども、おれがそういう先入観のない客だったら、とんでもない音出すスピーカーやな、でおしまいだったね。

去年も書いたけど、いついかなる瞬間にそのブースへ入ってもベストの音を出すのが、ああいう見本市における営業上の鉄則じゃないかね。たとえ評論家の選んだソースだって、ギャラ払ってんのは出展社なんだから事前にどんなソース使うかくらいチェックしないとおかしいんじゃない。

どーも憎まれ口ばっかになっていかんな。
TO BE CONTINUED
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by god-zi-lla | 2006-10-23 02:21 | オーディオもねぇ… | Comments(0)