ポータブル電蓄(あるいは内袋鑑賞)
2006年 11月 04日
それはさておきマーキュリー・レーベルのローランド・カーク、REEDS & DEEDS(モノラル)。いやあ大当たりの1枚で盤面のコンディション良く音が立ってるうえに、ほとんど汚れてないコーティング・ジャケット。しかもこんなキュートな内袋まで保存されてましたもんね。マーキュリー・ブランドのポータブル電蓄の広告ですな。
往時米国の富裕若年層はこうして薄の原でいちゃいちゃしたり庭球したりしながら小型電蓄をば取り出して音楽など聴いてたんですなあ。いやなかなか。60年代初めといえばもはや戦後ではなかったとはいえ日本で庭球やるのはやんごとなき方々だけだったろうし、原っぱに電蓄持ち出すのはちょっともったいなくてできなかっただろうねえ。
それにしても右のやつはオートチェンジャーでっせ。ポータブルでもチェンジャー付きだというところがスゴいですな。まあ普通のポータブル電蓄はウチにもあったくらいだからわりかし普及してたと思うんですが、このチェンジャーってのはどうだったかね。
まあ日本じゃ長い間レコードは高価な品だったから、バサッバサッと落下していくオートチェンジャーはなじみにくかったんだろうな。
古いレコード買ってもこうやって元の内袋が残ってることはうんと少ないけど、残ってればこれはなかなか楽しいもんだよねえ。
by god-zi-lla
| 2006-11-04 22:43
| 常用レコード絵日記
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