神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

バドゥラ=スコダのシューベルト

バドゥラ=スコダのシューベルト_d0027243_22234572.jpgきょうは天気がよかったんでベランダに椅子を出して、エアコンの室外機を作業机がわりに朝っぱらからプラモデルの塗装をしましたもんね。あと一息で完成ですな。

プラモ塗ってる合間にCD聴いてようがCD聴いてる合間にプラモ塗ってようがそんなこたぁどっちだっていいんだけど、とにかくまあ気持ちよかったのがこのバドゥラ=スコダのシューベルト。

バドゥラ=スコダって人はヒンデミットなんかでもどこかエッジを面取りしたような音楽を聴かせるとおれは思ってんだけど、このシューベルトもなんかこう、うまく言えないんだけど、じつにいいんだよねえ。

CDのタイトルがさINTIMATE READINGS OF SCHUBERTってんだけどね。なるほどインティメイトという言葉がふさわしい音楽だよな。そういえばあのヒンデミットもそんな感じで弾かれてるんだな。声高に叫んだりはもちろんしないけども、ことさら声をひそめてるわけではなくてごく当たり前に自然。超絶技巧とかとは対極にあって、しかし枯れきった老大家ふうでもなく普通。

それにしてもそのヒンデミットが1956年録音、このシューベルトが2005年録音。半世紀を隔ててなお問題作でも話題作でもない滋味掬すべき普通作2題。まことに息の長いそして変わらぬ人だなあ。

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INTIMATE READINGS OF SCHUBERT / PAUL BADURA-SKODA
(GENUIN SELECT GEN 86055 2CDs 輸入盤)
6つの楽興の時 D780
アレグレット D915
4つの即興曲 D899,D935
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by god-zi-lla | 2006-11-12 23:10 | 常用レコード絵日記 | Comments(0)