神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

この2カ月で読んだ本の備忘録

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今回も順不同、っつーか写真撮るときの安定感優先なんだな。わははは、

ひらがな日本美術史7 橋本治
僕の音盤青春記 牧野良幸(絵と文)
主語を殺した男 評伝三上章 金谷武洋
イケズの構造 入江敦彦 イラスト・ひさうちみちお
わたしを離さないで カズオ・イシグロ 訳・土屋政雄
ジャズ "ライヴ名盤" 入門 中山康樹
なぜいま人類史か 渡辺京二
丸山眞男 音楽の対話 中野雄
ヨーロッパに消えたサムライたち 太田尚樹
歴代天皇総覧 笠原英彦
山の上ホテル物語 常磐新平
歴史の話 網野善彦 鶴見俊輔
ジャズの歴史 相倉久人
ブルース飲むバカ歌うバカ 増補改訂版 吾妻光良
オオカミを放つ 丸山直樹・須田知樹・小金澤正昭 編著

なにかを学ぼうとか心の糧にしようとか知識を得ようとかそういうのは、おれにとっての読書においてはもう「邪念」なんだな。おれにとっちゃ読書はそれそのものが目的。目が文字を追っていくことだけが読書。行間に溺れ沈んでしまうことだけが読書なのね。

だから読んだ中身を記憶しておこうという気持ちがあまりない。良い本を読み終わってしまうことは残念だけど読み終わってしまえば、それでおしまい。しかしどうしても忘れられない本がときどきあったりするのは、まあ仕方ないのかな。

カズオ・イシグロって初めて読んだけど恐い。恐いけど面白い。これはちょっとスゴい小説なのかもしれない。内容もそうだし文学史に残るというような意味でも。

とうとう「ひらがな日本美術史」が完結しちまった。芸術新潮に13年も連載したんだってな。どこでおしまいにするのかと思ったら亀倉雄策。うーむさすがというか、なかなかビミョーな線だな。

相倉久人が入門書的なジャズの歴史の本を出したってば、やっぱ読まなきゃなんないよな、なんてことを思うのがそもそもトシなのかもしれないけどさ。読むとやはり首肯するところ多し。

「オオカミを放つ」、サルもイノシシもシカも、なるほどそういうことなのか。「山の上ホテル物語」、少し泣ける。丸山眞男はオーディオにも詳しかったらしい。
Commented by yayoishibainu at 2007-03-17 16:44 x
眼の調子が悪くなる 40歳までは
本をよく読みました。
特に20歳代は。。。
常盤新平さんの本は愛読しており
お洒落な文章がお気に入りでした。
私は記憶力が悪いので 
古い本を何度も読み返して楽しめます。
先月 実家で再会した古いAUDIOやJAZZ関連の
本達と楽しいひと時を過していますよ。
でも 昔の本は活字が小さくて 
老眼と近視と乱視の身には大変辛いのですよ。。。
Commented by god-zi-lla at 2007-03-18 09:35
老眼鏡をかけるようになってもう5年近くになりますが、小さい文字にはホントに悩まされますね。最近とくに「このやろー!」と殺意さえ感じてしまうのは、LP時代のジャケットデザインをそのまま縮小して使っているCDの曲目や演奏者の表示です。あれだけはなんとかしてほしいです。
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by god-zi-lla | 2007-03-17 10:32 | 本はココロのゴハンかも | Comments(2)