capellini
2007年 07月 06日
まあ食わされるほうはいい迷惑だろうけどさ。人類の進歩のためには多少の犠牲は必要なのじゃ。わははは。
てなわけでトマトの冷製カペリーニ。
カペリーニっつうこの太さ0.9ミリってシャーペンの芯みたいなパスタなんだけどさ。じつは先日のとある休日の昼メシをパスタにしようと思い立ったと思し召せ。あたしゃ早速近所のスーパーへいそいそと買い物に出かけたわけだ。
で、パスタの棚からスパゲティーニ(1.6ミリ)をひっ掴んでカゴに入れたつもりが帰ってあらためるとこれが素麺のごとき細さの面妖な物体じゃあございませんか。あちゃちゃちゃ間違いたぜこりゃ。こんな細いパスタがあったなんてウカツにも知りませなんだ。こりゃしかし家族だまくらかして素麺だっつって麺つゆ拵えて食わすわけにもいかんしなー。だいち、だまされるわけねーもんなー。まいったなー。
というわけでムリやりこいつでカルボナーラ作ってみましたけど、うーん、なんちゅうか餅は餅屋じゃなくて適材適所じゃなくて後悔先に立たずじゃなくて、なんていうんでしょう。とにかくマズい。茹で時間約2分てのにも戸惑うし。家族は「まあこれも悪くないんじゃない?」なんて慰めてくれはしましたが、顔には「ぜんぜんウマくねえよ」と特筆大書してあるしね。
前置き長くてすいませんでしたが、おれはこのときリベンジを誓ったんであった。
(あとで知ったけど同じ失敗してる人、世の中に多いのね)
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あらためてカペリーニで検索すると、どうここいつはおもに冷たい料理に使うパスタらしいっすね。じゃなかったらスープの浮き実だってさ。
なんだ、これってやっぱ「素麺」じゃんかよ。
どうもこの時期トマトが旬で、ネットで検索しますてえとトマト使って似たようなレシピがいっぱい引っ掛かってきますな。で、あたくしもさるレシピに忠実に(そいつがいちばん簡単そうだったし)写真の冷製パスタをばデッチ上げてみましたもんね。よーするにトマト(このばやいはフルーツトマト)をエクストラバージン・オリーブオイルとワインビネガーと塩と黒胡椒でグリグリあえたのを、茹でて粗熱取ったカペリーニの上にぶっかけてバジル散らしたもんですな。
娘は「いつも食べたいとは思わないけど、たまにはいいんじゃない?」というビミョーな評価。あたしの自己採点は10点満点で5.5点。かろうじて合格。も少しトマトが熟れてたら6.5点くらいまでいったかも。うむむむむ。
でもこれで大体わかった。このレシピだとすべてはトマトそのものの良し悪しと、この細っこいパスタをどう取り扱うかにかかってんだな。うーむ、何回か使ってるうちにそこいらへんのコツもわかってくるんじゃなかろうかね。こんだは一人のときに少し大胆にやってみるとすっぺ。
家族のみなさま来夏を乞うご期待、てか。
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大天使
at 2007-07-11 17:19
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マルケージというシェフが日本で蕎麦を食べて、キャビアの冷製パスタを考案したのが始まりだそうです。キャビアはさすがに、ですがトマトなら市販の桃太郎はペケで、調理用トマトか缶詰のホールトマトなら味がなじんでよろしいです。特にフルーツトマトがとても甘酸っぱい優しい味でこれならお嬢さんにもマルをいただけるのではないかと思います。
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god-zi-lla at 2007-07-11 19:12
じつはフルーツトマトで作ってみたんですが、意外と熟してなかったようで甘味も味わいも不足したのを買ってしまったようです(T_T)。
そろそろフルーツトマトの旬も過ぎてしまうのかもしれませんので、大天使さんの仰るとおり、こんどは良さげな缶詰ホールトマトでやってみようかな。
しかし、なるほど日本蕎麦が発想の元なんですね。じゃあ、何かほかの材料でも考えられるかもしれませんね。ううむ。
そろそろフルーツトマトの旬も過ぎてしまうのかもしれませんので、大天使さんの仰るとおり、こんどは良さげな缶詰ホールトマトでやってみようかな。
しかし、なるほど日本蕎麦が発想の元なんですね。じゃあ、何かほかの材料でも考えられるかもしれませんね。ううむ。
by god-zi-lla
| 2007-07-06 13:16
| 食いモンは恥ずかしいぞ
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Comments(2)