SAYONARA!! GOLDMUND √SR P2
2007年 11月 22日
AGI 511もなんつったってもう30年選手だから、いつイカれたって不思議じゃないからさ。だからGOLDMUNDは処分しないで取っといて、いざとなったら現役復帰させようと思ってたんでした。
でもさ。かりにAGIがどうにかなったとして、じゃあ今となっちゃ自分にとってしっくりこない音のGOLDMUND復帰させたとして、それでメデタシメデタシやっぱりいい音だねえ、とはいかねえんじゃねえのか。とまあ、そういうふうに思ったわけですな。当たり前の話だけど。
だったらここは一番すっぱりと売っ飛ばしましょう。AGIがどーにかなったら、またイチからプリアンプ探しの旅に出りゃいいのさ。それもまたオーディオの楽しみなのさ。ぬあんて気取っちゃったりしてね。でもまあそういうことだわね。
たしか1999年に√SR MONOパワーアンプを買い、2001年に√SR PRI 2プリアンプを買って以来GOLDMUND純正ペアできたわけですけども、うーん今となっちゃこのGOLDMUNDの音ってのは、おれが欲しかった音の方向とは少し違ってたってことなんだろうな。
しかし、そういうことは、あれこれ聴いて経験値を上げてかないとオーディオ雑誌読んでるだけじゃわかんないし、ショップやオーディオショーでバリバリの新製品だけいくら聴き込んでも、これまたわかんないとこだもんな。
おれの経済力からすれば、かなりの大枚はたいてGOLDMUNDの√SR(ほんとはこういうふうに『平方根』がアタマにつくんです。写真クリックしてフロントパネル中央の銘板ご参照)シリーズ買って、それからここまできてようやく気づいたわけだから、授業料として高かったのか安かったのか。
新品と中古だから単純比較したって仕方ありませんが、プリとパワーで100万円くらいのアンプを捨てて、中古で合計12万円くらいのアンプになっちゃったわけで、まあ高い授業料といえなくもないけど、でも、100万かけて買わなかったら多分12万円のほうに辿り着けなかっただろうと考えれば、妥当な授業料だったのかなという気がしないでもないね。
その過程を端折っちゃったら、それはそれで趣味として楽しいのかってことにもなるしさ。
そう考えてしまうところが、おれはやっぱりオーディオマニアの端くれなんだろうな。どっかやっぱり「レコードやCDを聴く道具」というふうに割り切ってない何かがあることは、認めないわけにいかないもんな。
最短距離で行かないことを楽しんでるというかさ。
by god-zi-lla
| 2007-11-22 12:43
| オーディオもねぇ…
|
Comments(0)