神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

夜聴くハイドン。よろし

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ピピエコさん怒ってますな。

いやーしかしLPとCDの音の差ってな、いったいなんなんでしょうかね。50年代、60年代にプレスされたレコードが後世のCDよか音がいいというのは、まあいちいち理屈言わなくても腑に落ちるところがありますけど、きのうのゲイリー・ムーアみたいな80年代に入ってからの盤とか、なかには最近の盤でもレコードのほうがいいなんて例もいくらでもあるようですから困ったもんです(困らないけど)。

そんなわけでまあおとついはエサ箱から掘りたてのゲイリー・ムーア聴いたわけですけど、仕事から帰って夜なんか聴くべということになっても、さすがにゲイリー・ムーアはちょっと近所迷惑かなってとこはあるんだな。おれロックのことはジャンル分けとかぜんぜん知らないで聴いてきてるんだけど、ゲイリー・ムーアの盤てわりとヘヴィーメタルなんてとこにあることが多いくらいだから、まあラウドな音楽ではあるわね。

そこで夜ちょっとほっとした時間にはこんなものを聴いてるわけです。
ウエストミンスター盤のハイドンの三重奏第1番、28番、30番。例によってB=スコダのピアノにヤン・フルニエのヴァイオリン、ヤニグロのチェロ。端正な演奏でよろし。モノラルで録音は50年代中頃でしょうかね。

ウエストミンスターといいますと、通常「WL」でレコード番号が始まる初期盤の音はいいけど、再発の「XWN」はあんまり期待できない音だという評価が定着してるみたいね。
たしかにおれの愛聴盤ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団とB=スコダのシューベルト「鱒」は、初期盤のWLのほうがXWNよりかなり音がいいのは間違いないな。でもこのハイドン聴いてみると、いちがいに絶対評価としてXWNは「音が悪い」とはいえないと思うんだよね。

夜、一息つきながら聴くにはリラックスできる、おっとりとしたいい音です。こういう音は逆立ちしたってCDからは出ませんな。あんまりハイファイとはいえない音かもしんないけどさ。でも中身の音楽とよく調和した音質という意味じゃ、これはこれでじゅうぶんハイファイともいえるのかもな。なんてことをぼんやり考えながら、ゆうべはハイドン聴いてたんでした。

やっぱレコードはいいなあ。
Commented by ピピエコ at 2007-12-26 14:44 x
そんなに怒ってはいないんですけどね・・・・・あぁいうのを読むと、いい加減なこと書いてるなって思います。あの執筆者は、結構信用していたんですが、ちょいとガッカリです。
Commented by windypapa at 2008-01-02 18:18 x
小生も久々に読んで「あれ?!」でした。例会で聞いてぜーんぜん違うなあ、と思っていたのに。ま、同じ神奈川県人なので、一度意見が違ったくらいで目くじらたてずに次に期待しようっかな。
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by god-zi-lla | 2007-12-26 12:45 | 常用レコード絵日記 | Comments(2)