capellini ver.2008 わははは。
2008年 07月 17日
いやー面白い。歌舞伎ってなさすが何百年も続く大衆娯楽なんだねえ。まあなんといったらいいのか珍無類の面白さだね。とにかく初めてだもんだからなにからなにまで、いちいちが面白いくて楽しめるの。安い3階席で見物したんですけど、そこでじゅうぶん楽しめます。
芝居が始まって客電落とさないのもカルチャーショックだったな。
客電なんか落とさなくたって舞台の上が楽しけりゃぜんぜんへいちゃらなんだな。
あと鎌倉方の追っ手の藤太が「義経の軽いものの騒々しい御前」つうと家来が「義経の思い者の静御前でしょ」って言い返すギャグ。まるっきしおやじギャグじゃんか。いやー自信つけちゃったよ。やっぱおやじおギャグって「伝統芸能」じゃん。わはは。
すいません。
しかし場内見渡しますと(見渡さなくたってわかるけど)客の9割方がばあさん。平日の昼間だから仕方ないんでしょうけど、こんなに楽しいモンばあさんに独占さしとくのは勿体ねえなー。
それにしても玉三郎の美しさってのはいったいぜんたいなんなんでしょうか。
で、カッペリーニですけどもね。去年の夏は何回かこのちっこいトマトとバジルを乗っけた冷たいカッペリーニを作りましたけど、どーもこう、もうちょっとヤリ方があるんでないの? つうかよーするに甘くておいしいフルーツトマトがなきゃ、おいしく作れる見込みナシってのがひっかかっててね。
それとこのパスタがまたオリーブオイルをいくらまぶそうがお構いなしにダンゴ状にひっつくのが気に入らない。ここんとこもなんとかできるんなら、なんとかしたい。
主としてその2点ですな。
で、思いついてやってみたのがこれでございます。ちょい大ぶりな味はとりあえず気にしないミニトマトの安いやつ。こいつを湯剥きします。日本のトマトは湯剥きなんかしないほうがいいんだ、なんてテレビかなんかで見た生半可な知識はダメよ。そんなもん時と場合によるんだからね。皮ついたままじゃ味がしみません。
あ、べつに湯剥きしなくたって包丁で皮剥いてもかまいませんけどまあブツがブツだからタイヘンそうだよな。ようは甘酸っぱい味を含ませるために皮を剥く、と。
こいつを半割りにして赤ワインビネガーに砂糖溶いたもんに漬けて冷蔵庫で冷やしといて、茹でたカッペリーニに乗っけ漬け汁も適宜かけ回し、アヤシイ料理教室で習ったジェノベーゼソースを乗っけて出来上がり。
カッペリーニってのがどうも素麺みたいな野郎で、やってみますと水分ズルズルのなかに入れといてもそう簡単には延びないんだね。だからトマト漬けといた甘酸っぱい漬け汁をじゃばっとかけ回してやるとダンゴになりません。
もう少し改良の余地がありそうだけども、甘酸っぱくて食欲の出ない真夏の昼メシにこいつは悪くないよ。それと漬け汁はいっぺん煮立てたらどーよというご意見もあろうかとは存じますけど、なんつったって「涼」を求めてこんなもん食うわけなんだから、作るときだって暑苦しい思いはなるだけしたくないもんね。
ちなみにトマト半割ワインビネガー漬けはこれ単独で夕飯の小皿にしてみましたが、サラダのよーでもありデザートのよーでもあり、これはこれで真夏の食卓にすこぶる評判よろし。
真夏といえばせんだってのアヤシイ料理教室で習った自家製ジンジャーエールを今日仕込んでみよっと。
by god-zi-lla
| 2008-07-17 09:05
| 食いモンは恥ずかしいぞ
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