案の定ジャリジャリだけど(Django Reinhardt / DJANGO REINHARDT)
2008年 11月 14日

なんてことじゃなくてだな。
なんかこう、いいジャケットだよなあとしみじみ思うんですけどね。千鳥格子の上着にスカーフなんぞ巻いてギター抱えてさ。粋といいますか伊達といいますかなんと申しましょうか。もうこのジャケットだけでおれ的には「買い」よ。10インチ盤でございます。
けどね仏盤だからね。これはジャリ盤じゃないかと思いつつもこのジャケットに負けて買ったんだけど案の定だったな。フランス人てのはなんでこうレコード大切に扱うココロに欠けてんでしょうかね。レコード投げて遊ぶのがパリジャンの嗜みとか。フランス料理盛りつけるとか。まあソースが付着したレコードにはさすがに遭遇したことないけどさ。クロワッサン食った手でレコード触ったんかと思うような指紋ベトベト盤つかんだことはありますぜ。
しかし盛大なジャリジャリに負けることなく音量を上げていきますと、なんなんだろうねえまったくこの音は。バシっとくるんだよなあジャンゴのギターが。相棒ステファン・グラッペリのヴァイオリンも強靱かつ滑らかで、どっか古色蒼然とした響きもあるんだけどなんか非常に贅沢な音楽を聴いてる感じがしてくるのね。
まいるよなあ。ひどいジャリ音の間から美音に乗って聞こえてくるジャンゴの世界。
そうやって聴いておりますとジャンゴ・ラインハルトの音楽ってのはあれですね。こう非常に強力なジャンゴ引力圏てのがあって、そこに引き寄せられちゃうとどんな曲でもジャンゴ流に変形しちゃう感じがするよなーなんてことを考えちゃうんだよな。
んーまあ。そう書いてしまえば字面だけ読むとビバップ以降のジャズだって同じじゃんかよってなっちゃうんだけどさ。それとはなんか違うのね。引力圏への引き寄せ方っつうか、むしろなんのためにそんなことすんのかっつうところの違いのような気がする。チンドン屋のおじさんがクラリネットで吹くとどんな曲でも同じようになっちゃうのにむしろ近い感じかな。んー。なんか例えがヘンだ。難しい。やめとこ。
ちなみにこのジャケットには左手が写っておりますが、たしかジャンゴ・ラインハルトは左手の薬指と小指が不自由だったんじゃなかったですかね。人差し指と中指の天才。

あー このジャケいいですねー こりゃ見た瞬間買っちゃいますね
是非聴かせてください
是非聴かせてください
これホントにジャリジャリなんですよ。しかもそれなりに音量上げないといけないし(笑
こんど例会の人数の少ないとき(=被害者が少ない)にでも持って行きます。
怒り出す人がいるかもしれないもん。
こんど例会の人数の少ないとき(=被害者が少ない)にでも持って行きます。
怒り出す人がいるかもしれないもん。

ジャリジャリでもカンケーないす
怒り出す人がいたら 無視しましょう(笑
とりあえず持参ということで ジャケだけでも見たいですー
怒り出す人がいたら 無視しましょう(笑
とりあえず持参ということで ジャケだけでも見たいですー
じゃあ、とりあえず持って行きます。
知らんぞー(笑
知らんぞー(笑
こんな近写は拝見したことないです。めちゃ格好良いですねえ~。
そうなんですよ。ジャンゴの鮮明なポートレートってこのジャケット写真で初めて見ました。
もう完全にブロマイド状態ですね。
もう完全にブロマイド状態ですね。
by god-zi-lla
| 2008-11-14 23:43
| 常用レコード絵日記
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Comments(6)