ちょっと麻薬的な感じ(Jenny Lewis / ACID TONGUE)
2008年 12月 22日
いやもともとほかのジャンルでも過去そんなにないんだけどね。ジャズだって。
それが2枚。しかもさあ1枚はこの前書いたチャーリー・ヘイデンのカントリーアルバムだもんなー。USロック部門で。いいアルバムだけどこれがロックかよ。めぼしいもんがない1年だったのか、やっぱマガジンは偏ってるつーか。まあいいんですけどね。
あとの1枚が写真の右のほうにジャケット写ってるジェニー・ルイスの〈ACID TONGUE〉ですけどもこれもUSロック主流じゃなくてオルタナ・カントリー系だと思うんですけど。でもこれがすごくいいの。アコースティックな音でシンプルで声かわいくて曲もいいけど歌詞が痛いつうか、ちょっとねじくれてるとこがすごい好き。
チャーリー・ヘイデンのアルバムは家族でシアワセな感じするけど、ジェニー・ルイスのほうはとりあえずそういうシアワセ感とは関係ない感じ。けど曲が暗いとかそういうわけじゃないのね。わかりにくくてすいませんけど。まあそういう感じ。
とにかくちょっと麻薬的に聴き続けたくなるとこがあって2回連続アタマからおしまいまで聴いちゃったりしてんだよな。なんだかわからんけど、そのなんだかわからん説明不能なとこが麻薬的つうかさ。
話は関係ないけどこの号の表紙のイラストはポール・ウェラーですが、アタマ薄くなっちゃってんだねえ。昔はかっちょよかったのにねー。
それにしてもジェニー・ルイスのCD聴いてて聞き覚えのある声がすると思ったら案の定またコステロ旦那でやんの。ヘイデンのCDにも顔出してるしさ。出過ぎじゃないすかねここんとこあっちこっち。もしかしてダイアナ・クラールと別れ話進行中でカネがどーしても入り用とかそーゆー事情たったりしますか旦那。
関係ないですね。
それはさておいてだね。
ベストアルバム話題ついでにいいますと写真左のほうの日の丸みたいなバングラデシュ国旗(あれは緑に赤丸か)みたいなのはクレイジーケンバンドの〈ZERO〉つうCDで「歌謡曲/ポップス」部門の二等賞ですな。じつはこいつもここんとこ愛聴の1枚なのよねえ。なんつうかこの過剰なまでのサービス精神がたまんないよね。とくに40年も神奈川県民やってきた身としちゃあ他人事じゃないようなとこがいっぱいありますしね、これがまたさ。
そういえばマガジンついでにもう1個。
小野島大さんが「配信おじさん」て連載始めましたね。おれほかの音楽雑誌読まないんで他誌はどうなのかよくわかりませんけど、いよいよ、つうか、ようやっと、つうか、そりゃそうだろうなこういう時代になってきたんだからCDとか既存メディアの「アルバムレビュー」だけじゃもうなんのシーンだって語り切れなくなってきつつあるだろうからね。
まあ大勢としちゃそっちに流れができてきてるということは間違いないわけですが、じゃあおれはどーだっつーことについては、そのうちまた。それにしてもベタな連載タイトルやなあ。
きょうはこれから学生時代の友達と飲み行ってくるんで以上。
雨降ってきたな。
by god-zi-lla
| 2008-12-22 17:35
| 常用レコード絵日記
|
Comments(0)