神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

このまたちょっとタダモノでない感が(稲葉国光+中牟礼貞則+小原哲次郎 / Gentle three)

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またぞろ阿呆な発言する阿呆な国会議員が穴からずるずる這い出してきて正月早々気色悪過ぎ。

とにかく早急に衆院解散でも内閣総辞職でもなんでもいいから総選挙で「政治的空白」ってのを解消しろよな。
ついてはそのさい阿呆な発言した阿呆連中はおのおのの選挙区できちっと落選さして金輪際日本国全体に迷惑が及ばぬようにしてくれよな。阿呆どもに投票して地方から全国に害毒まき散らすことに荷担したみなさんの責任は重大だぜ。

このテのコメントはこのブログの趣旨と違うので以上。

いやこっちのじいさんたちのジャズギタートリオってのがまたあれですわ。じいさまたちのちょいと枯れてユルめなのほほんとしたジャズギターでもお屠蘇気分でぼおーっと聴き流しましょうかね、くらいな気分でじつは年末に買ってきたんですけどね。

うーんこれがうまく聴き流せないの。

このありきたりなジャケ写見たってスタンダード4曲にアントニオ・カルロス・ジョビンにエリントンにモンクにマル・ウォルドロンとならんでる曲目見たってさ、ちょっと気を抜いて聴くにゃいい感じかなと思うじゃんか。

それがなんといいますかね。この3人のじさま(つうと失礼なトシではあるけどさ)たちは静かに静かにビ・バップやってんだよ。

ベースとドラムスがおとなしくギターの「伴奏」やってるわけじゃなくてこれがなんつうか立派な三角関係。てのも言い方ヘンだけどさ。おれが聴いてる感じだとギターとベースの丁々発止のあいだにドラムスが割って入ったり煽ったり。

稲葉爺のベースがかなり存在感出してますが中牟礼爺のギターも当然負けちゃいません。けども小原爺のドラムス(しかもブラシだけだぜ全編)がけっこうなキャスティングボート握ってる音楽にきこえるんだけどねおれには。

ニコニコ楽しげにやってるように見えるくせに要所要所で火花散ってるみたいな、大ベテランのプロ棋士が浴衣がけで縁台将棋指してるみたいな、なんかこう聴き流そうとするとあっちこっちでひっかかって聴き流せないっつう油断も隙もない感じが溢れてんだよな。

おれはとくにこの一番長いモンクのパノニカがたまんないすね。

うとうと半分居眠りでもしながら聴こうと思って買ったんだけどさ。居眠りどころかあなた耳がどんどんどんどんスピーカーに吸い寄せられたあげく、ガツンとくるとこはひとつもないのに聴き終わるとかえってちょっと疲れたりもして。

スピーカーの間で爺さん3人がイケズな笑いを浮かべてたように思えたのは気のせいでしたかね。

というわけで、いっそのことなるだけ大音量で聴くことにした。
名録音というほどじゃないし、どっちかっつうと古臭い音だと思うけど中身の音楽によく合ったデッドで引き締まって辛口のスタジオ録音。おれは好き。

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稲葉国光中牟礼貞則小原哲次郎 / Gentle three
(JAZZIN DDCZ-1571 CD 07年10月録音。もち日本盤ね)
Soul eyes(M. Waldron)
Triste(A. C. Jobin)
But beautiful(J. Van Heusen)
Here's that rainy day(J. Van Heusen)
What am I here for ?(D. Ellington)
Pannonica(T. Monk)
Come rain or come shine(H. Arlen)
Never let me go(R. Evans, J. Livingston)

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by god-zi-lla | 2009-01-07 06:28 | 常用レコード絵日記 | Comments(0)