失敗したなりの余録ってもんも、ないことはないロールキャベツ
2009年 04月 10日
いやバッドプラスの「リチウム」を連続4回も聴いてしまいましたが、まあamazonやらなんやらのレビューなんてのはアテにならんわなあというような至極当たり前な感想だったりして。こればっかりは自分で聴いて自分で判断するしきゃないってことを再認識したっつうかね。
よーするにEU盤のバッドプラスを聴いて音悪い、ラウドネス・ウオーだとamazon.comのレヴューに書き込みがあるもんだから、悪い音とはぜんぜん思えない国内盤や、EU盤とはまた別に発見したUS盤やLPレコードはどうよってんでEU盤とあわせて買い求めたうえで聴いてみたわけです。それがコトの顛末。
しかしどれもおれにはぜんぜんそういうふうにはきこえなかった。つまりどの盤も過度にコンプレッサやリミッタかけられた感じはないし、ぜんたいに悪くない水準の音でLPはちょっと別な音色としてもそれ以外有意な差は認められませんでした。つうことね。
US盤、EU盤、日本盤どれでも安心してご購入なさってくだされませい。
あたしなんかぜーんぶ買っちゃたもんねーだ。ばっかだねえ。
ちゃんちゃん。
まあしかしLPは半分(2枚組だから1枚だけ)、CDのほうは今回求めたUS盤とEU盤どっちも「リチウム」だけっきゃ聴いてないから、まずはどの盤もちゃんと全曲聴いてやんないとね。
で、写真はこわれたロールキャベツす。
ロールキャベツはウマいよ。とくにいまの時期のキャベツは独特の風味があるからまた格別っていうかね。ちゃんとキャベツに具を包めればあとはそんなに難しいもんじゃないし、肉料理にしちゃあさっぱりとカロリーもそれほど高いわけじゃないしね。
おれがロールキャベツを作ろうって気になるようになったのはアヤシイ料理教室でコロンブスの卵的包み方を習ってきてからだな。やっぱこのなんつうか、ややこしい方法じゃなくて、たとえば爪楊枝で「縫合」とか干瓢で「緊縛」とかさ。そーゆーのがなんかヤじゃん。そんなことに気を取られるんだったら、その手間ぶんもう1品よけいにオカズ作ったほうが自分も家族もシアワセなんじゃなかろうかってさ。ついそう思っちゃうわけだ。だからアヤシイ料理教室で習ったやり方は革命的でした。
とはいえキャベツってのは工業製品じゃないから1枚1枚の葉っぱに規格があるわけじゃないからね。カタチも大きさもマチマチだし、だいち基本的に外側より内側の葉っぱのが小さいんだからさ。そこをどう塩梅するかっつう難しさはどうしたってあるよ。
しかも1個1個結球の仕方が違う。こいつが始末悪いの。
とくにこのぎゅうぎゅうに巻いてひっぺがせないようなやつ。無理に剥がすと破けちゃってウマく包めなくなっちゃうからね。葉っぱ茹でるさいには慎重のうえにも慎重を期さねばなりません。
キャベツまるごと茹でちゃえばいいんだろうとは思うんだけどね。そんなに食わないもんなロールキャベツいっぺんに。茹でたキャベツ余らしてもなんかもったいないし。
そうでなくたってこのへんの量の見定めはけっこう難しくて、この肉の量ならこんくらいのキャベツでよかろうって茹でると足りなかったり余ったり。
じつは今回も中身が余って仕方なくフライパンで焼いてハンバーグにしちまいました。息子なんかは喜んだけどね。おーなんかすげーゴーカじゃん。ロールキャベツにハンバーグかよってさ。そりゃあ育ち盛り(つか育ちすぎ)の男子にはたまんないでしょうけどね。
まあそれはそれとして、そういうわけでちょい破れちゃったキャベツで包んだりもせざるをえないわけだ。なんとか壊れないで煮上がっておくれ南無三宝。あとは祈るしかないわけです。こちとらシロートだから。
しかし懸命の祈りも空しくこうやって破けちゃったロールしてないキャベツもときにできてしまいます。まあ残念。しかしこーゆーときだけ素早い。だめだこりゃ、こんなみっともないのを家族に食わすわけにはいかんとかなんとか。皿に盛りつけるときにさりげなく除けちゃうのね。そして密かに冷蔵庫。みっともない失敗は闇から闇へと葬り去るわけでございます。
で、こいつは翌日の昼下がり。
そっと冷蔵庫を抜け出した破れロールキャベツは主夫の昼ごはんになるんでした。
めでたしめでたし。
by god-zi-lla
| 2009-04-10 15:43
| 食いモンは恥ずかしいぞ
|
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