神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

容貌魁偉

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なんてコトバをつい思い出しちゃったくらいなコワモテパンに焼き上がっちまったぜい。クープなんつうお上品なおフランス語より「地割れ」のほうがよっぽど似合ってるもんな。ごごごごごごごおおお(地面が割れる音)。おれらしくってこいつはいいぜ。わはははは。

前日レーズン入れたカンパーニュを焼いてみたんだけどさ。これがなかなかウマかったのよね。粉250グラム(レジャンデール200全粒粉25ライ麦粉25)にたいして水185グラム。そこにオイルコーティングしてない有機栽培レーズンが50グラム。

いやこのオイルコーティングしてない有機栽培レーズンってのがさ、なんか知らないけど近所のスーパーじゃ「おつまみコーナー」にぶる下がってんです。ミックスナッツとか柿の種とかサキイカとかそーゆー連中にまざってさ。ふつうお菓子材料コーナーじゃね?って思うんですけどそっちのコーナーにはあるにはあっても、あのふつうの油でヌメっとしたレーズンなんだよな。

まあたしかに食ってみると有機栽培レーズンのが酒のアテには合いますな。コテコテ甘ったるくないしさ。売り場の担当者かバイヤーがきっと飲んべなんだろうな。酒呑みの舌ってな侮れないものよ。酒を嗜まない人よりか嗜む人のほうが食いモンに関しちゃ信頼できますぜ。

おれみたいに。わはははは。すまんねどうも。

じゃなくてさ。

でまあレーズン50グラムのレーズンカンパーニュを焼いて好評ではございましたが若干の反省点これあり。

もしかしてレーズンが水吸ってねえかこれって。
コナが吸うべき水をレーズンが吸っちまってる可能性大。

185グラムの加水でもおれなんかみたいなシロートにはかなり限界に近い感じなんだけどさ。まえにShowGさんがコメントしてたみたいに、はっきし申し上げましてコネてる時間よりか指やらボウルやらコネ台やらドレッジやらにベタベタベタベタベタベタベタベタところ構わずくっついた生地を剥がしてる時間のがよっぽど長いんだってば。

だから最初はそうなの。レーズン入れてもさ。
ベタベタベタベタと扱いにくいことこの上なし。

それが発酵進んで途中でパンチ入れてるとさ、だんだん生地がまとまって扱いやすく変化してるのが如実にわかります。うーんこれはやっぱレーズンが水吸ってんでしょ。ならばちょいと不安ではありますが次回は雑炊じゃなくて増水に挑戦してみなければなりますまいて。

というわけで、じつはレーズンのつぎは奥さんのリクエストに応えてクルミ入りのカンパーニュにしようかと思って準備始めたのでした。

クルミも生地に入れる前にオーブンで煎りつけたりするから当然それなりに乾燥してまさね。だからクルミで作るときも試しに水増やしてみよう。とりあえずプラス5グラムの190グラムだな。それ以上はまだちょっと不安だもんね。

で冷蔵庫からクルミだしてみたら、ありゃまその奥に新品未開封の有機栽培レーズンがあるじゃあございませんか。きのう別のレーズン封切って半分残ってるっていうのにこれはいったいどうしたことか。

自分で買って忘れてんだよ。完全にボケ始まってます。
まいりましたねどーも。

えー仕方ないのでレーズン消費するためにクルミパンにレーズンも入れてしまえ。

粉250グラム(レジャンデール200全粒粉25ライ麦粉25)にたいして水190グラム。オーブンで煎って砕いた生クルミが50グラム。さらに有機栽培レーズンが50グラム。いや重たい生地ができちゃったなあ。なんか発酵途中の姿だけ見てると豆大福のバケモン作ってるみたいだ。こんなデカい豆大福あったら食ってみたいもんだよなあ。

なんだかんだで発酵に要した時間約11時間。250度に予熱した電気オーブンでもって240度で23分。

結果が上の写真でございます。

で、切ってみたのが下の写真ね。
けっこういけましたね。
なかなか賑やかで宜しゅうございましょ?
クラムは適度にしっとりした感じに焼き上がったな。
増水はうまくいったみたい。
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しかしこうなるとさらに欲が出てきますもんね。
これならあと5グラム増水しても作れるような気がする。さらにベトベトベトベトするだろうけどなんかいけそう。そこをクリアできたらもっと中しっとり外パリパリのパンができるんじゃねーかこいつは。

やってみっぺ。
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by god-zi-lla | 2009-05-08 12:13 | 食いモンは恥ずかしいぞ | Comments(0)