指切っても酒
2009年 05月 20日
なにせよく研いであるもんだから、ちょっと刃先が触ったか触らないかで切れちゃう。恐いねえ。恐いけどしかし、よく研いであるからキズはすぱっと素直なもんです。素直ってのもなんですけど、よーするにキズの直りは早い。たぶん。
そのとき傷口水洗いして10分間ほど圧迫したあとバンドエイドぎっちぎちに二重巻きにして止血した状態のまんま、いまもパワーブックのキーボード叩いてんだけどさ。それでわかったんだけどおれ左手のキータッチってほとんど中指だったんだ。指が戸惑ってんのがすごくよくわかる。中指の代わりにどの指出そうか脳が逡巡してるって感じですかね。
だからついキーボードに目が行く。ふだんは画面しか見てないのに指が思ったように動かないもんだからついキーボード見ちゃう。そうすると思考も停滞するっつうか、まあいつも思考は停滞してんだけどねおれのばやいは。だからたいしたことないってばそうなんだけど、やっぱそれでも疲れますわ。たかが指先の傷ひとつでもってさ。
これだけ打っただけで肩凝った。まいったねこれはしかし。
写真の酒はですね。白いラベルが当家じゃすっかり常連さんになった摂津の銘酒「秋鹿」の精米歩合80パーセントの純米無濾過生原酒。赤いのはもうたんなんる偏見で長いこと飲みもしないでシカトしていたおのが不明を恥じるしかない神奈川県海老名市の「いづみ橋 恵 赤ラベル」。こっちは65パーセント。
日本酒ってな、まあワインなんかもそうなのかもしれませんけど、どこのどんな酒屋でもイッパツですべての用が足りるなんてこと絶対なくて、この酒はあの酒屋あの銘柄はあそこの百貨店こっちのやつはネットで買うしかないってもう大変です。
「いづみ橋」は関東の酒ですからそれでもこのへんならそれほど買うのに苦労しないんだけどさ。でもたぶん関西の人が手に入れようと思うとそれなりに苦労したりするんじゃないですかね。
ぎゃくに「秋鹿」はおそらく近畿地方じゃそんなに苦労しないで手に入る酒なんでしょうけど、ここいらで買うとなるとね。しかもかりに「秋鹿」置いてても、じゃあこの蔵元のどの酒もみんな置いてるかっつうとそれはまあほとんど望み薄ってもんだな。
こんかいの秋鹿は池袋東武メトロポリタンプラザ地下の酒売り場で見つけて求めました。
いづみ橋と併せて2升、えっちらおっちら担いで帰ってきたのよ。好きだねえ。
そういや以前会社勤めしてたとき送別会かなんかで行った月島あたりの中華屋になんと秋鹿の「ワンカップ」があってさ。秋鹿だからワンカップも当然純米なのよ。おおーってんでマーボードーフとかギョーザとかその他いろいろ食いながら「秋鹿ワンカップ」おれ一人でおかわりしてたら、とうとう店にあった秋鹿洗いざらい飲んじゃったことがありましてね。わはははは。
いやーそのせつはご馳走さまでした。
なんてエンディングなんだ。
by god-zi-lla
| 2009-05-20 15:21
| 酒だ酒だ酒だ酒だ
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