神はどーだっていいとこに宿る


by god-zi-lla

岸田劉生展

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損保ジャパン東郷青児美術館でやってる「没後80年 岸田劉生 肖像画をこえて」に行ってきた。

岸田劉生の絵って以前から非常に惹かれるというのか気になるというのか、とにかく「どうしてこんなふうに描くんだ」というのが中学だか高校だかの美術の教科書に出てた麗子像のひとつを見て以来いつもアタマのなかにあって、いままでも地方の美術館なんかで実物に触れる機会があればじっくり見てきたんだけどさ。やっぱり1枚ぽつんとある絵を見るのとちがってこういう大規模な回顧展でずらずらずらずらっと並んだ絵を眺めてみますてえと、あーなるほどなと腑に落ちるとこがいくつもあるもんです。

そのときどきで劉生自身が愛好してたものが相当な割合で絵そのものに反映されてんだね。
それがゴッホだったりデューラーだったり役者の大首絵だったり。
なんというか非常に素直といえば素直、なにかに影響されることを恐れない人だったんだろうな。

それにしたってやっぱり相当にヘンな絵ばかりだよな。
一見写実的ではあるけど、じつはぜんぜん写実なんかじゃないし。かといって心象風景を描いたというわけではなさそうだし思想や理想を描いてるふうはもっとないし。
それにあの、肖像以外になんやかやと描き込まれてる文字やらアーチやら。
1つ1つ署名見てるだけでも面白い。なんかこう非常に意匠的。タイトルが入ってたりするのもあるし。

そう、非常に意匠的に見えるんだな。

しかし強烈だわ。

強烈な人の描いた強烈な絵に惹かれるんだけど、なぜですかね。
長い時間見続けてると胸焼けしそうな絵っていうかさ。
音楽でいうとラーサーン・ローランド・カーク的かもしれない。

爽やかで清々しいものが好きな人には向いてないすね。

好きなんだけど毎日毎日見るのはちょっとね。
好きだけどラーサーン・ローランド・カークのレコードばっか聴くのもシンドイみたいな。
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by god-zi-lla | 2009-06-25 18:51 | 物見遊山十把一絡げ | Comments(0)